米アマゾンドットコムは、このほど、傘下の高級スーパーマーケットホールフーズ・マーケット」の商品について有料プログラムPrime」の会員に即時配達するサービスを、米国の63都市に広げたと発表した

JBpressですべての写真や図表を見る

サービス対象都市を一気に拡大

 同社がこのサービスを始めたのは、今年(2018年)2月。当初は、テキサス州のダラスとオースティン、バージニア州のバージニアビーチ、オハイオ州のシンシナティの4都市のみを対象としていた。しかし、それから毎月対象都市を増やし、7月時点で24都市へと拡大していた。

(参考・関連記事)「アマゾン+ホールフーズがさらに拡大

 サービス拡大計画はその後も続いた。9月には一気に20都市を追加して、48都市とし、この10月には、さらに15都市を追加。そしてついに63都市へと広げた。

 同社はここ最近、実店舗とeコマースの融合に力を入れている。今回のサービスは、スマートフォンアプリを通じて、商品を最短1時間以内で配達するサービスPrime Now」を利用したものだ。

 Prime NowはPrimeの特典の1つ。注文から1時間以内の配達の場合は、7.99ドル(日本では890円)の配送料がかかるが、2時間ごとに受取り枠を指定する「2時間便」の場合は配送料がかからない。アマゾンの説明によると、同社は顧客に対し、ホールフーズが取り扱う高品質な肉や魚介類、地元産の食品、生活必需品など豊富な商品を届けているという。

食料品ピックアップサービスは14都市で展開

 ホールフーズの店舗とeコマースの融合に関しては、急拡大させているものがもう1つある。顧客がホールフーズの商品をネットで注文したあと、店舗の駐車場で受け取ることができるというサービスだ。アマゾンはこれを今年8月に始めた。

 この手のサービスは「カーブサイドピックアップ」や「クリック・アンド・コレクト」と呼ばれ、米国では郊外に住む顧客に人気だ。

 アマゾンは8月、これをカリフォルニア州サクラメントとバージニア州バージニアビーチで開始した。そしてこちらも毎月、対象都市を増やしている。そして同社は今回の発表と併せ、このピックアップサービスが米国14都市で利用できるようになったことを明らかにした。今後、さらに都市を増やし、全米規模に広げていきたい考えだ。

Prime Nowで注文を受け付け

 このピックアップサービスPrimeの特典だ。注文も同様にPrime Nowのアプリで受け付けている。顧客は、アプリで商品を注文し、受取時間を選ぶ。あとは、車で店舗のサービス専用駐車場に行くだけ。顧客の車が到着すると、「プライム・ナウ・ショッパー」と呼ばれるアマゾンの従業員が商品を運んでくる。

 このピックアップサービスは、受取時間を「1時間後」にした場合、料金かからないが、1回の注文の合計金額を35ドル以上にする必要がある。35ドルに満たない場合は、1.99ドルがかかる。また受取時間を「30分後」にすることができ、その場合は料金が4.99ドルとなるが、最低購入金額という制約はない。

(参考・関連記事)「アマゾン、『カーブサイドピックアップ』本格開始

[もっと知りたい!続けてお読みください →]   アマゾン、レジなしコンビニを3000店舗に拡大か

[関連記事]

「土曜の配達」廃止で揺れる日本郵政の立ち位置

ハイテク株総崩れ、IPOの宴が早々に終わる恐れ