トロリーバスの「走行音」を聞くことに特化したツアーが開催される。

走行音を聞くことに特化したツアーを開催へ

関西電力は、日本では珍しいトロリーバス無軌条電車)を運行している。見た目はバスだが、ガソリンでなく一般的な電車のように架線から電気をもらいながら走行するユニーク乗り物だ。

現在、立山黒部アルペンルート長野県・扇沢駅~富山県・黒部ダム駅間の6.2キロ)を走っているが、11月30日をもって54年の運行を終了し、2019年からは電気バスでの運行となる。

北アルプス交通(長野県大町市)を運営する関西電力グループ関電アメニックスは、関電トンネルトロリーバスの引退を記念して、「トロリーバス300系VVVFインバータ走行音を聞くことに特化したツアー」を11月20日(火)に開催すると発表した。

出典:「関電アメニックス」Press Release

出典:「関電アメニックス」Press Release

音鉄に人気、最後の機会に

1993年に導入した車両300形の制御装置に採用されているVVVFインバータの独特の走行音を聞くことを楽しんでいる鉄道マニアがいることから、最後の機会にと旅行商品を企画したそうだ。

トロリーバスは法律上、鉄道(無軌条電車)に属していることから、鉄道マニア、特に「音鉄」「卒鉄」と呼ばれる人々や、見た目通り「バスマニア」の人たちも楽しめる内容になっているという。

出典:「関電アメニックス」Press Release

出典:「関電アメニックス」Press Release

2両を貸切で運行、1両は録音機材専用

ツアーは、長野駅に集合し、貸し切りバスで黒部ダム開業時からダムとの縁が深いホテルへ。ご当地名物「黒部ダムカレー」の昼食を取った後、黒部ダムの玄関口・扇沢駅でトロリーバスの車体見学・撮影会を実施する。

その後、トロリーバスを2両貸し切りで運行。1両は参加者が持った録音機材を載せて無人運行し、もう1両に参加者が乗車。最大100‰(パーミル)の急勾配を走る音を楽しめる。

黒部ダム駅に到着後には、同駅を出発するトンネルに反響するトロリーバス走行音ホームにて楽しめる。黒部ダムを見学することも可能となっている。

新たな電気バスの撮影・見学もでき、参加者限定でトロリーバスの珍しいグッズプレゼントするという。

バスだけど電車?関電トロリーバス、引退前にマニアックな「走行音を聞くことに特化したツアー」を開催