フィルミーノが見せたワンプレーにクラブ公式も驚き

 リバプールのブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは現地時間27日に行われたプレミアリーグ第10節のカーディフ戦に先発出場し、4-1で勝利を収めた。この一戦の試合中に披露した“ノールックバックヒール股抜き”をクラブ公式インスタグラムが公開し、反響を呼んでいる。

 開幕9戦で7勝2分と無敗をキープしているなかで迎えたカーディフ戦では、エジプト代表FWモハメド・サラーセネガル代表FWサディオ・マネ、さらに新加入のスイス代表MFジェルダン・シャキリらアタッカー陣がゴールを奪い躍動。リーグ戦の無敗記録を「10」に伸ばした。

 フィルミーノにはこの日ゴールこそ生まれなかったものの、持ち前のハードワークとチャンスメイクで存在感を発揮。さらに、試合中に見せた圧巻のプレーにも注目が集まっている。

 1-0で迎えた前半17分、守備で自陣まで戻ったフィルミーノは、左サイドのゴールライン際でCKを与えまいとボールキープを見せるも、相手選手とのフィジカルコンタクトの末にバランスを崩し、ピッチに尻餅をついてしまう。しかし、その瞬間、ボールをかっさらおうとする相手選手に対し、フィルミーノノールックでのバックヒールを披露。見事に股を抜き、味方選手へとボールをつないでピンチを脱した。


ファンからも反響 「フィルミーノとは、リバプールそのものを指す」

 クラブ公式インスタグラムも「フィルミーノによるノールックバックヒール股抜きだ」との文章を添え、このワンプレーの動画を公開。コメント欄には「ブラジルリアン・マジック炸裂」「クラブ史上最高の9番へ!」「素晴らしいのは、華がある上に献身的な守備を見せること」「彼のスタイルこそクラブを体現している」「フィルミーノとは、リバプールそのものを指す」「最もボールを見ないテクニシャン」とファンからの称賛の声が届いていた。

 キャリア序盤は攻撃的MFやセカンドトップの役割を務めていたフィルミーノだが、2015年にリバプールに加入してからは、ユルゲン・クロップ監督の下で最前線のストライカーを託されるようになり、その才能を開花させている。ゴールやアシストにとどまらず、守備でのハードワークでも定評のあるブラジル人アタッカーは、華麗なプレーでもスタジアムを沸かすことができることを証明してみせている。


Football ZONE web編集部)

リバプールのFWロベルト・フィルミーノ【写真:Getty Images】