低温デジタルパーマのメリット・デメリット
パーマ

ゆるふわスタイルを再現しやすく、カールの持続性も高いデジタルパーマ。

最近では多くのサロンで、髪に巻き付けるロッドの温度を通常より低く設定した、低温デジタルパーマも導入されています。

ロッドの温度を下げることで、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

低温デジタルパーマとは

一般的なコールドパーマは、薬剤の力で髪にカールを付けます。

そのコールドパーマとデジタルパーマの違いは、薬剤にプラスして熱の力も利用するという点です。

専用の機械を使い熱を加えることで、髪にカールの形状を記憶させるため、パーマがかかりやすく取れにくいという特徴があります。

この普通のデジタルパーマよりロッドの温度を下げて施術するのが、低温デジタルパーマです。

デジタルパーマは70℃度以上で加温しますが、低温デジタルパーマはおよそ50℃。

温度が低いので髪がダメージを受けにくいというだけでなく、多くのサロンでは薬剤もマイルドなものを使用しています。

トリートメント成分を配合し、弱酸性でアルカリ成分が含まれていない髪にやさしい薬剤です。

低温デジタルパーマのメリット・デメリット

メリット

温度の低いロッドを使うことの一番のメリットは、髪が傷みにくいということです。

髪はケラチンというタンパク質で構成されているため、加熱することで熱変性を起こしてしまいます。

熱変性を起こした髪の内部からは水分が抜けてしまい、パサパサのダメージヘアに。

低温デジタルパーマは、ロッドの温度が低いというだけでなく施術時間も短いため、ダメージを最小限に抑えることができるのです。

デメリット

低い温度でかける低温デジタルパーマは、仕上がりがゆるめになり、自分でスタイリングする時に、うまくカールがでないということがあります。

普通のデジタルパーマの方がカールの形状が髪にしっかり記憶されているので、髪をねじりながらドライヤーをかけるだけで、ふわっとしたカールが再現できます。

また、薬剤がマイルドなため、直毛の人やパーマをかけたことのない人にはかかりにくいことも。

普通のデジタルパーマの方がいい場合もあるので、前もって美容師さんに相談するといいでしょう。

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