ボクシング映画『ロッキー』シリーズ最新作の邦題が『クリード 炎の宿敵』に決まり、日本版オリジナル予告とポスターが解禁された。予告編では、主人公アドニスが、死んだ父や家族、そして自分のために、苦しみながらも宿敵との戦いに挑む姿が、「1ラウンドごとに実感するんだ。リングに立つ時“俺はひとりじゃない”と」というせりふとともに映し出されている。

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 全世界興行収入約1億7000万ドル(約190億円)を記録した『クリード チャンプを継ぐ男』の続編となる本作では、親子2世代にわたる宿命の対決が描かれる。主人公のアドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)に挑戦するのはヴィクター・ドラゴ(フロリアン・ムンテアヌ)。1985年の『ロッキー4/炎の友情』でアドニスの父アポロ(カール・ウェザース)の命を奪ったイワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)の息子だ。

 予告編は、アポロイワンから致命傷を受け、血を流して横たわる『ロッキー4/炎の友情』の劇的シーンで幕を開ける。時は流れ、イワンの息子ヴィクターが、アポロの息子でロッキーシルベスター・スタローン)のまな弟子でもあるアドニスに挑戦状を突きつける。「俺は負けない」と言うアドニスに、ロッキーは「そう言ったおまえの親父は俺の腕の中で死んだ。お前には守るべきものがある」と、生まれてくる子供のことを考えて対戦を思いとどまるよう諭すが、アドニスはそれを振り切って挑戦を受ける。「俺だけじゃない、あなたがいる」とロッキーとの絆を感じさせるせりふや、「父さんの雪辱を果たす」と決意し、ジムや砂漠での過酷なトレーニングに挑む場面も描かれている。

 日本版ポスターは「戦わなければならない奴がいる。」というコピーとともに、アドニスとヴィクター、その奥にロッキーイワンと、2世代にわたる因縁を抱えた4人がにらみ合い、息子たちに受け継がれた宿命の戦いから新たなドラマが生まれることを予感させるデザインとなっている。

 映画『クリード 炎の宿敵』は2019年1月11日より全国公開。

『クリード 炎の宿敵』日本版オリジナルポスタービジュアル(C)2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.