今年のハロウィン5姉妹が勢ぞろいした圧巻の“ヴィクシー・エンジェルズ”や、可愛い3人の子供達のコスチューム姿で話題をさらったキム・カーダシアン。しかし、自身がInstagramストーリーにアップした短い動画のなかでうっかり口走ってしまった“Fワード”ならぬ“Rワード”により、大バッシングを浴びる羽目になってしまった。

現地時間10月31日ハロウィン当日、キム・カーダシアンは友人のジョナサンと連れ立って妹ケンダル・ジェンナーが主催するハロウィンパーティーに出かけた。

この日のキムは、TVシリーズ『ベイウォッチ』で人気を博したパメラ・アンダーソン(51)に、ジョナサンパメラの元夫トミー・リーに仮装。出掛ける前から自宅クローゼットの鏡の前でコスチュームを着た自身の姿を満足げに撮影したり、ケンダル宅へ向う途中の車中でも自撮りに興じるなど、キムはすっかりご満悦の様子だった。

ところがパメラ・アンダーソンが若い世代にとっては知名度が比較的低いせいか、パーティー会場でキムが誰に仮装しているのかに気付いたのはごく数人であった。その状況に少々苛立ちを覚えたのか、自身のスマートフォンで動画を撮影中のキムは「私が誰だかわからない?」「パメラ・アンダーソンよ!!」と口調もイラつき気味になり、しまいには「私が誰に仮装しているか、本当に誰もわからないのね。知能遅れなんだから」と軽蔑的な言葉“Rワード”として認識される“Retarded”という言葉まで放ってしまった。

ひとたびこの動画が公開されると、「キムのファンだったけれど、“Rワード”を使うのには幻滅した」「いい加減言葉遣いを学ぶべき」「こんな人間が母親だなんて悲しすぎる」「今年は2018年だよ。今はそういう差別用語は使わない時代だって知らないの?」「“Rワード”を使うような人のコスメ商品に3000ドル近くもはたいてしまったなんて」「あなたにはドン引きした」と猛攻撃を受ける結果となってしまった。これを受け、現在この動画はキムのInstagramストーリーから削除されている。

キム・カーダシアンはのちに芸能情報サイト『Us Weekly』や『TMZ』宛てに、このような謝罪文を発表した。

「最近公開した動画の中で、特別支援コミュニティーの皆さんに対し、不適切かつ配慮に欠けた言葉遣いがあったことをお詫びいたします。」
「自身の犯した過ちを教訓にしていくつもりです。」
「申し訳ありませんでした。」

特別支援コミュニティーと言えば、つい最近はスノーボード・ハーフパイプ米代表の金メダリスト、ショーン・ホワイトが、2008年公開の映画『トロピック・サンダー/史上最低の作戦(原題:Tropic Thunder)』に出てくる知的障害者“シンプル・ジャック”に仮装し、大バッシングを浴びたばかりだった。

“Rワード(Retarded)”は、“Nワード(Nigger)”と並び、英語圏で「この上ない差別用語」として認識され、気軽に使うような言葉ではないと敬遠されている。にもかかわらず、日常的に口走っているかのようにも見て取れる今回のキムの言動には、驚きと落胆を隠せない人が多かったようである。

画像は『Kim Kardashian 2018年10月31日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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