長嶋一茂(©ニュースサイトしらべぇ

唯一無二の個性で人気の長嶋一茂(52)、石原良純(56)、高嶋ちさ子(50)が世の中のさまざまな話題について議論する『ザワつく! 一茂良純ちさ子の会』(テレビ朝日系)。

2日放送のスペシャルでは「パワハラ・褒める」をテーマに3人が熱弁。特に一茂の「指導には暴力も必要」といった主張に大きな反響が起きている。

■一茂は鉄拳制裁に賛成?

スポーツ界を中心に蔓延するパワハラ問題。高嶋が「若い子は打たれ弱い。私たちが変わるしかない」と時代の移り変わりを嘆くと、一茂は「俺は違うと思うよ」と反論を始めた。

自身も現役時代はパワハラが蔓延する環境に身を置き、「スゴイぶん殴られてきた人間、30発40発殴られてきた。一番殴られている」と過去を振り返る。

それでも当時はそれが普通と主張。「理不尽な仕打ちに対してジッと耐える、そういう教育だった。昔の暴力的な鉄拳制裁は否定しない」と熱弁し、「いま52歳だけど楽しい、さっきも美味しいもの食べたもん」とそういった過去があったからこそ現在の自分があると語った。

■褒めて伸ばす指導は…

話題はテニス・大阪なおみ選手の指導法に。コーチは大阪選手を「褒めて伸ばす」指導を徹底し、選手の才能を開花させたという。

良純は「褒めると甘やかすは違う。大阪選手はものすごい努力をした上での褒めるなんだよね」と語ると、高嶋も「私も(子供や部下が)大阪なおみくらい頑張ってたら褒める」と同調。

一茂は「コーチは平時から厳しい課題を出しているはず。365日褒めてないと思う」と反論した。

■怒られて育てられた世代

さらに一茂は「50回言っても聞かない、ぶん殴ったほうが早いヤツもいる」と前置きした上で「ただ今の時代それは出来ない。50回喋ってもわからないならそいつは取り残していくしかないのか?」と疑問を呈す。

高嶋は「言い方が悪いから変えてくださいと指摘される」と自身の体験を踏まえて回答。

良純は「今の先生は切り捨てていると思う。会社ならそうはいかないから褒めるのが大事」と持論を展開したが、「怒られて育てられた世代」だからこそ、褒めて伸ばすことの難しさに頭を抱えた。

■視聴者は賛否

一茂の「暴力的な指導も必要ではないか」という主張に、視聴者からはさまざまな意見が寄せられている。

本来はどのような理由があろうと暴力はダメだが、「時と場合によっては必要」と考える人も少なくないようだ。

■2割が「教師からの体罰経験あり」

しらべぇ編集部で全国20〜60代の男女1,348名を対象に調査したところ、全体の2割が「教師から体罰を受けた経験がある」と回答している。

(©ニュースサイトしらべぇ

一茂の主張は時代錯誤で、自身もあくまでも過去の経験談として語っていた。

愛のある、意味のある指導としての体罰と理不尽な体罰はまったくの別物だ。その境界線があいまいだからこそ、暴力的な指導は難しく、世間的に許されるものではなくなったのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,348名(有効回答数)

長嶋一茂のしつけ論に賛否 「50回言っても理解できないヤツは殴ったほうが早い」