文:コンタカオ

 ベセスダ・ソフトワークスより2018年11月15日発売予定のPS4/Xbox One/PC向けのタイトル、『Fallout 76』。現在、本作を予約もしくは事前購入した人が参加できる“B.E.T.A.”(ベータテスト)が実施されており、国内からも多くのプレイヤーが参加していると思います。

 北米時間に合わせての実施になるため、いままで参加できなかった方も多いでしょうが、いよいよ日本時間では2018年11月4日と5日の2日間を残すのみとなりました。限られた時間の中でもとことん楽しみたいところですが、初めて『フォールアウト』の世界を体験する方は、とまどうことも多いかもしれません。

 そこで今回は、初心者でもB.E.T.A.が始まったらすぐにゲームを進められるよう、基本的な知識をピックアップして紹介します(B.E.T.A.に参戦するような人に初心者がいるかどうかはさておき)。すでにシリーズを遊び尽くしている方ならご存じの内容ばかりですが、チェックしておいて損はありません!

 なお、筆者はPS4版のB.E.T.A.に参加しているので、ゲーム画面や操作に関してはPS4版のものになります。また、ゲーム画面および日本語字幕は開発中のものにつき、製品版では変わる可能性がありますので、ご了承ください。


【画像51点】「『Fallout 76』βテストガイド。初心者でも安心してアパラチアへ! “B.E.T.A.”を思い切り楽しむための基本」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)

準備


 本作は、まず自分のキャラクターをカスタマイズすることから始まります。シリーズを遊んでいる方ならご存じでしょうが、性別から肌の色、目のカタチや鼻の高さ、頬骨や口角、髪形にヒゲ、体型と、とにかくかなり詳細な部分まで自由にカスタムできます。早く旅立ちたいなら、プリセットから選ぶのもいいでしょう。


 見た目を決めてIDカードを作成したら、始まりの“地”となるVault 76からスタートです。外に出る前に、通路にある解説ボードチェックして基本知識を確認するだけでなく、置いてあるアイテムなどを受け取ることもお忘れなく。各所のディテールもすばらしいので、あわてずに注目しながら進むのも楽しいですよ。


基本操作


 プレイステーション4版の操作は以下の通り。至ってシンプルですが、戦闘時はとっさの判断が必要になるので、しっかり覚えておきましょう。

PS4版の操作方法>
L:歩く/走る
R:周囲を見る
R1パワーアタック/武器バッシュ
R2:攻撃する
R3ステルス状態になる
L1:V.A.T.S.に入る
L2:狙う/ブロックする
L3ダッシュ
×オブジェクトを起動する
:Pip-Boyを起動する
●長押し:Pip-Boyライトのオン・オフを切り替える
:武器のリロード
■長押し:武器をしまう
ジャンプ
OPTIONマップメニュー


 クエストには、ストーリーを追うメインクエストサイドクエストが存在します。メインクエストを追っていくことで、この世界の深淵に迫るという王道のRPGが楽しめます。サイドクエストの数は膨大で、各所に残されたログなどをチェックしたり、ラジオから聞こえるメッセージを探ったりと、アパラチアを散策してしているうちにどんどん発生します。


 基本はオートセーブになっているので、ログアウトした時点の状態で再スタートできますが、クエスト中はその進行状況がセーブされるときにチェックポイント通知が送られてきます。クエストの途中でログアウトした場合、再度ログインした際は最後のチェックポイントからクエストが再開されることになります。

 なお、イベントデイリークエストなどの一部クエストには、完了するまでセーブされない(クリアー前にログアウトすると最初からになる)ものもあります。クエストを進めるのか、ひとりで探索するのか、仲間と協力して戦うのか。すべてはプレイヤー次第です。


画面内の情報


 ゲーム画面内には、左下にヘルス(HP)、中央にコンパス、右下に空腹、喉の渇き、アクションポイント(AP)の各ゲージが表示されています。空腹や喉の渇きを放っておくとAPが低下するなどのペナルティが発生するので、食料や飲み物を摂取して回復しましょう。


 汚染された場所で過ごしたり、汚染された食料・飲み物を摂取するとRADダメージ(HPゲージに赤く表示)を受けます。これを除去するにはRADウェイなどのアイテムを使用する必要があり、RADダメージが残ったままだとヘルスは完全に回復できません。

 中央のコンパスは、ワールドの環境を表示する重要なものです。未発見の場所はコンパスアイコンの輪郭だけが表示され、近づくほどアイコンが拡大、発見するとアイコンが完全な状態になります。

 探知した敵は、赤い点でコンパスに表示されます。敵が上にいるか下にいるかも、赤い点に表示される矢印でわかります。他プレイヤーは、黄色い点でコンパスに表示されます。チームメンバーゴールドになりますが、敵対するプレイヤーは赤い点になります。


 コンパスに黄色いダイヤ型のアイコンが出たら、それはアクティブ(進行中)のクエストターゲットです。ターゲットの位置の上下は、敵と同じく矢印でわかります。共有クエストターゲットは星、エリアクエストターゲットは黄色い円で表示されます。


S.P.E.C.I.A.L.とPerk


 プレイヤーステータスは“S.P.E.C.I.A.L.”という7つのカテゴリーに分類されています。

Strength:肉体的な力を表す。持ち運べる荷物の量、近接攻撃の威力に影響を与える
Perception:周囲の敵に対する意識やステルス運動を検出する。V.A.T.S.での武器の命中率に影響を与える
Endurance:総合的な肉体の状態を示す。ダッシュ時のAP消費量や病気に罹る確率などに影響を与える
Charisma:他者を導き、助ける能力。より高いポイントのPerkカードの共有を可能にし、グループクエストの報酬や取引価格に影響を与える
Intelligence:知力を表す。端末のハッキングクラフトしたアイテムの状態や耐久性、解体で得られる素材の量に影響を与える
Agility:全体的な運動神経と反応速度を測る指標。V.A.T.S.でのAP、ステルス技術に影響を与える
Luck:運の強さを表す。クリティカルメーターのチャージ率や、奪取したアイテムの状態、耐久性に影響を与える



 レベルアップ時に入手するポイントを使えば、好きなステータスを強化できます。近接に特化したいならStrength、ステルスならPerceptionと、自分のプレイスタイルに合ったステータスを強化すると、よりロールプレイが深まるのです。ただ、何でもできるようにするのは、正直難しいと思います。ハッキングしたいけれど不安がある場合は、Intelligenceが高い他プレイヤーにお願いするなど、足りない部分は仲間に補ってもらうのが最適かと。


 また、数百種類は用意されているPerkカードを使って、自分の好きなようにキャラクターを育成できるのもユニーク。Perkとは、それぞれのステータスに紐づいた特殊能力のようなものです。

 レベルが上がるごとにPerkカードがもらえるのですが、何のカードが出るのかはランダムになっています。一定のレベルに達するごとに4枚のカードが入ったパックも手に入るので、開けるときのドキドキがハンパありません。体験はできていないのですが、Perkカードをトレードすることも可能なようです。

 Perkカードにはコスト値が設定されており、たとえばStrengthのポイントが3のときは、合計コストが3までのStrengthカードセットできます。コスト1を3枚でも、コスト3を1枚でもオーケーということ。カードの組み合わせ次第でステータスがさまざまな個性を発揮するところは、本作独特のおもしろさでもあります。


アクションポイント(AP)


 移動や戦闘などのシチュエーションで重要となるのが、AP(アクションポイント)です。 物理的なエネルギーを示すもので、画面右下に表示されたゲージで値が示されています。APを消費する行動は以下になります。

ダッシュ
パワーアタック
V.A.T.S.を使った攻撃
スコープ付きの武器を使用する際に狙いを安定させる


 ダッシュや狙いを安定化しているときはAPを徐々に消費し、パワーアタックとV.A.T.S.による攻撃をくり出したときは一定値を消費します。APを消費する行動を止めると、ゲージは回復します。

 APが回復しない場合は、持っている荷物が多すぎる(総重量を超えている)か、飢え・渇きの影響などが考えられるので、荷物の整理や飢え・渇きの回復に努めましょう。また、胴体に重傷を受けるとAPの回復速度が低下するので、その際も治療を行うことです。

APを強化したい場合は、レベルアップ時にAgilityを選択(APの総量が上昇)、レベルアップ時にEnduranceを選択(ダッシュ時のAP消費量が減少)、PerkでAction Boy/Girlを装備する(V.A.T.S.攻撃のAP消費量が減少)といった選択肢があります。


総重量


 総重量とは、減速せずにどれだけの荷物を持てるかを示す数値です。武器や防具も含めて、アイテムにはそれぞれ重量値が設定されており、アイテムの合計重量がプレイヤーの総重量を超えると、ファストトラベルができなくなったり、移動時にダッシュができなくなるといったペナルティが発生します。

 APが切れて移動速度が歩行速度まで減少すると、いざというときに危険です。近くにアイテムを保管できる場所がない場合は、アイテムを捨てて所持品の重量を減らすという手もあります。捨てたアイテムバックパックとなってワールドに表示されることもありますが、バックパックは時間経過で消滅してしまいます。

 余分なアイテムは、拠点にある収納箱のような安全な場所で保管するクセをつけておき、総重量に余裕を持たせてから探索することが得策です。


 総重量を上げるか、アイテムの重量を減らしたい場合は、レベルアップ時にStrengthを選択(総重量が上昇)、パワーアーマースーツの装備(Strengthが増大)、Thru-HikerやPackin’ Lightといった特定アイテムの重量を軽減するPerkの装備、バファウトのようなStrengthを一時的に上昇させるアイテムを使用するなどが、選択肢として挙げられます。



クラフト


 大戦争で荒廃した世界では、さまざまな部品を使用してアイテムを作成(クラフト)することになります。アイテムはカテゴライズされており、カテゴリーに属するアイテムを作成したい場合は、該当する作業台もしくはステーションが必要です。

アーマー作業台⇒アーマー、アーマーモジュール
ケミストリーステーション⇒薬物、火炎放射器の燃料、火薬や製錬用鉱石などの材料
クッキングステーション⇒食料、飲み物、ハーブ療法
パワーアーマーステーションパワーアーマーパワーアーマーモジュール
細工師の作業台⇒弾薬、グレネード、地雷
武器作業台⇒銃、近接武器、武器モジュール


 アイテムの作成に必要となる部品の多くは、ジャンクアイテムに含まれています。ジャンクアイテムの古いランタンは、ガラスや鉄といった部品で構成されているといった感じです。作成に使用した部品は自動的に消費されますが、使用されなかった部品は戻るので、探索では欲しいアイテムクラフトに必要な部品を獲得することに専念しましょう。

 ちなみに、ジャンクアイテムを部品に解体すると、アイテムの状態より重量が軽くなるので、作業台があったらできるだけ解体しておくようにするといいかもしれません。


 また、武器やアーマーは使用するにつれて劣化します。修理したい場合は、アイテムクラフトした作業台や該当するワークステーションで行えますので、修理に必要な部品を揃えましょう。


ダメージ


 プレイヤー戦闘中に手足、頭、胴体にダメージを受けることがあります。大きなダメージを部位に受けると、重傷状態になり、以下のペナルティが発生します。

:武器の狙いがつきにくくなる
:移動速度が減速する
胴体:APの再生速度がより緩やかになる
:視力と聴力が低下する



 重傷状態を治すには、スティムパックなどの治療薬が必要となります。


 ダメージは大きく3つのタイプに分かれており、そのタイプによって武器やアーマーの効果が変わります。

アイコンで表される物理ダメージ(弾、ナイフ、拳などによる)
稲妻アイコンで表されるエネルギーダメージレーザープラズマ、炎、冷却などによる)
放射線アイコンで表される放射線ダメージ(環境、クリーチャー、特殊武器などによる)

 アーマーなどに設定された、特定のタイプに対するダメージ耐性が高いほど、その攻撃から受けるダメージは少なくなります。


 HPがゼロになると、プレイヤーは死亡してしまいます。倒れたときにスタートするタイマーが切れる前に他プレイヤー助けてくれれば、その場で復活可能です。タイマーが切れた場合や、プレイヤー自身が「諦める(Give Up)」を選択した場合は、リスポーンとなります。


 リスポーンする場所はマップ上で選べますが、死亡した地点から離れた場所でリスポーンする場合は、距離に応じたキャップが必要となります(自分のC.A.M.P.やVault 76など無料の場所もあります)。


 リスポーンすると、所持していたジャンクアイテムバックパックに入った状態で、死んだ場所にドロップされることがあります。バックパックの位置はコンパスに表示されるので(何も落としていなかったり、行けない場所で死んだ場合は表示されません)、取り戻したいなら、誰かに奪われないうちに現場へ向かうように!


薬品と病気


 一時的なボーナスを付与してくれるバファウトやサイコのような薬品は、その効果は絶大ですが、飢えや渇きを起こしたり、過剰摂取で中毒になったりする場合もあります。薬物中毒になってしまったら、定期的にその薬物を服用しないとペナルティが発生します。これを完全に治療するにはアディクトールの服用が必要ですが、けっこう貴重な薬品でして……。

 また、レベルが5になると病気になる可能性が発生します。病気に罹りやすい行動はこちら。

地面に置いてあるベッドで眠る
病気に罹っている敵の近接攻撃を受ける
未処理(生)の食料を食べる
汚れた水を飲む
汚れた水で泳ぐ
罠にかかる
環境ハザードや悪天候の地域を移動する

 眠るときはフレームが付いたベッドで寝る、汚れた水は沸騰させる、生の食料は調理する、環境ハザードや悪天候地域での移動、もしくは汚れた水の中を泳ぐなら防護スーツやガスマスクを着用する……こういった行動を心掛けていれば、病気に罹る可能性は減ります。健康体を突き詰めたいなら、Enduranceを高めることで病気になる確率を下げられます。


 ディジーズ・キュアや抗生物質を服用すると、病気は治ります。ただ、時間が十分に経てば自然と治るものもあるので、耐え忍ぶという手もありますが……それが得策かどうかはわからないので、自分で決めるしかありません。


C.A.M.P.


 建設および組み立て用の携帯型プラットフォーム、C.A.M.P.。アパラチアの好きな場所に拠点を作れるシステムです。

 C.A.M.P.が設置できるのは、選択したときにハイライトが緑になる場所です。既存の拠点に近すぎるか、地面が平坦でないとハイライトが赤になるので、緑になるまでハイライトを動かしてみましょう。


 C.A.M.P.を配置すると、マップ上にテントのアイコンが表示されます。前述の通り、どれだけ離れていても、設定した拠点へのファストトラベルは無料になります。また、収納箱を設置すれば大量のアイテムを保管できるだけでなく、その収納箱にアクセスできるのは自分だけなので、他プレイヤーから奪われることもありません。もちろん、C.A.M.P.はPip-Boyを使えば簡単に移動できます。

 ログアウトするとC.A.M.P.は自動的に収納され、再度ログオンした際には元の位置に配置されます。しかし、何らかの理由で元の位置に置けなくなった場合は、C.A.M.P.を再度設営する必要があるので、ご注意を。


 今回紹介した要素はソロでも楽しめるものです。また、C.A.M.P.での建造物作成やPvP戦は体験できていないので、今後のB.E.T.A.で挑戦してみる所存。残りのB.E.T.A.をプレイして、さらに『Fallout 76』の魅力に迫っていく予定ですので、参加される人もそうでない人もお楽しみに!





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