明治安田生命J3リーグ第30節の3試合が3日に各地で開催。その結果、FC琉球のJ2昇格及び優勝が決定した。

FC琉球ザスパクサツ群馬をホームのタピック県総ひやごんスタジアムに迎えた一戦では、4-2で琉球が勝利した。

▽今節含めて残り4試合となったJ3リーグ。2位・鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点48)に勝ち点差12を付けている首位・FC琉球(勝ち点60)は、引き分け以上で優勝&J2昇格が決まる一戦に臨んだ。

▽試合開始早々、今シーズンの勢いを象徴するかのように、いきなり琉球がゴールを奪う。2分、左サイドで得たFKの場面でキッカーの富所がゴールに向かう低い弾道のクロスを入れると、壁の前に出た中川が頭でフリック。見事なセットプレーで幸先良く試合をスタートさせていく。

▽さらに16分、右サイド深い位置から富樫がクロスを供給し、ボックス内に和田が飛び込む。群馬DFの激しいチェックに遭いながらも身体ごと押し込むようにして追加点を決め切った。

▽2-0でリードした後半も琉球の勢いは衰えない。49分、ボックス手前右の和田がボックス内にパスを送ると、走り込んだ富樫が右足でシュート。ゴールに流し込み、さらに優勝を近づけた。

▽しかし61分、群馬が反撃に出る。左サイドでボールを持った途中出場の鈴木がクロスを送ると、最終ラインの裏に抜け出した山崎がワンタッチでシュート。点差を2点に縮める。

▽それでも、66分に再びFC琉球が息を吹き返す。ピッチ中央付近でボールを持った中川がドリブルでボックス右まで侵攻。前に出たGK松原の頭上を越すような山なりのシュートを放つと、ボールはバーに当たってネットを揺らした。点差はまたしても3点に。

▽琉球は83分に和田に代えて播戸を起用。経験豊富な元日本代表FWを送り込み、試合を締めにかかる。

▽試合終了間際の86分にはボックス手前右の風間にループシュートを決められ群馬がスコアを再び2点差に。しかし、これ以上差を縮めることはできず、琉球が4-2のスコアでリードしたまま試合終了の笛が鳴り響いた。

▽この結果、勝利したFC琉球J3リーグ優勝とJ2昇格が決定。創設15年でクラブ史に残る瞬間を迎えた。

明治安田生命J3リーグ第30節
▽11/3(土)
藤枝MYFC 1-2 福島ユナイテッドFC
グルージャ盛岡 0-2 FC東京U-23
FC琉球 4-2 ザスパクサツ群馬

▽11/4(日)
《13:00》
アスルクラロ沼津 vs AC長野パルセイロ
ガイナーレ鳥取 vs ギラヴァンツ北九州
SC相模原 vs Y.S.C.C.横浜
ブラウブリッツ秋田 vs セレッソ大阪U-23
《14:00》
ガンバ大阪U-23 vs カターレ富山