学生でアルバイトをしながら上手に貯金をしている人っていますよね。お金を貯めるにはどのようなコツがあるのでしょうか。貯金のコツや効率よく稼ぐ方法など、学生アルバイトで貯金をするために知っておきたいことをまとめました。

アルバイト代を貯金するコツ1:毎月貯める習慣づけ

まず、学生の平均貯金額はいくらくらいなのか、ご存知ですか?
株式会社フルキャストホールディングスの調べによると、学生の平均貯金額は約20万円とされています。
(データ引用元:https://www.fullcastholdings.co.jp/dcms_media/other/20150302_1.pdf
まとまった額のお金を貯めるためには、毎月コツコツと貯めていく習慣をつけていくことが大切です。習慣的に貯金する方法をご紹介します。

アルバイト代から貯金する分のお金を分ける

アルバイト代が入っても、生活費で散々使った後に余ったお金を貯金しようとしても、なかなか貯まりにくいのではないでしょうか。そこでおすすめなのは、毎月アルバイト代が入ったら、先に貯金するお金を分けておくこと。貯金分が減ると、今よりも生活が苦しくなるのではと不安になるかもしれませんが、慣れていくとそのお金の範囲内で生活しようとする意識が働いて、節約できるようになりますよ。

500円玉貯金や小銭貯金をする

貯金をしたことがない人にも始めやすい方法として、500円玉貯金や小銭貯金が挙げられます。500円玉貯金は、お釣りなどで500円玉を手にしたらそのまま貯金箱に入れるなどして貯金していく方法で、小銭貯金は毎日財布の中に残っている小銭を貯金していく方法です。

500円玉貯金や小銭貯金は、貯金箱の選び方がポイントになります。500円玉貯金専用の貯金箱も市販されていますが、缶のタイプは中が見えないため、どのくらい貯まったか、視覚的にわかりいくいのが難点です。瓶や蓋のある貯金箱は、貯まっているお金を確認しやすいですが、誘惑に弱い人はすぐ使ってしまうかもしれません。透明なプラスチック製で蓋のないタイプの貯金箱もありますので、自分に合ったものを選びましょう。

f:id:epb0804:20180906150633j:plain出典:写真AC

アルバイト代を貯金するコツ2:定期預金などを活用

普通預金に貯金していると、簡単に引き出せてしまうので、誘惑に負けて使ってしまうことがあるかもしれません。そこで、定期預金などを活用する方法がおすすめです。

定期預金は下ろしにくい

定期預金は、1ヵ月や3ヵ月、6ヵ月、1年といった預入期間の間は原則として引き出せない預金で、金利は普通預金よりも高めに設定されています。
一般的な定期預金は、預入期間が終わる満期日よりも前に解約してお金を引き出すことも可能です。しかし、定期預金の解約はATMでは手続きできないことが多く、銀行の窓口に行かなければならないため、普通預金よりもお金を下ろしにくいんです。また、解約すると中途解約利率が適用されるため、利子が少なくなってしまうことも、心理的なブレーキとなるでしょう。

自動定期積立預金を利用するのも手

毎月、一定のアルバイト代が入る人は、自動積立預金を活用する方法もあります。毎月、自分の指定した日に、普通預金から定期預金に自動的に振り替えられるものです。給料日のすぐ後の日に振替日を設定しておけば、自動的に先取り貯金をすることができます。

アルバイト代を貯金するコツ3:用途別に口座を分ける

一つの銀行口座で使うお金と貯めるお金を管理していると、貯蓄している分のお金がどの程度あるのか、わからなくなってしまいがちです。そこで、用途別に複数の口座を使い分けると管理しやすく、お金も貯めやすくなります。

口座の分け方

銀行の口座は、1ヵ月で使えるお金がわかりやすくなるように、1つは生活費や公共料金の引き落としのための口座、もう1つは貯金用口座といった形で分けます。さらに、旅行費用のための口座、将来の結婚資金用の口座といったように、目的別に口座を分けて貯金をするのも得策です。

貯金の目的や目標を決めよう

ただ漠然と貯金をしようと思っていても、お金は貯まりにくいです。たとえば、「短期留学にいくため」といった目的を決めると、必要なお金を用意するために、貯金をするモチベーションを保ちやすくなります。特別な目的のためではなく、お金が必要になるときに備えて貯めたいときは、貯金用の口座にいつまでにいくら貯めるか、明確な目標を立てるようにしましょう。

アルバイト代を貯金するコツ4:家計簿アプリを活用する

毎月、貯金に回せるお金が少ない人は、お金の使い方で改善できるところがないか、見直してみましょう。

貯金ができない人は「ムダ」を探すべき

なかなか貯金が貯まらない人は、日々のお金の使い方を見直して、ムダがないか探してみましょう。頻繁にコンビニやカフエに立ち寄ったり、外食が多かったりすることが出費の多さにつながっているかもしれません。家計簿をつけるなどしてお金を管理すると、自分のお金の使い方で何が減らせるか見つけやすくなり、節約をして貯金に回すお金を増やすことができます。

お金の管理には家計簿アプリが便利

家計簿に使ったお金をつけるのは面倒で続かないという人も、家計簿アプリを使うと便利です。最近の家計簿アプリには、スマホでレシートを撮影すると、品名や金額を自動的に読み取る機能がついているため、入力をする手間が省けます。また、1日や1週間、1ヵ月単位や支出項目ごとに、合計額を自動計算してくれます。さらに、収支を円グラフなどで表示できるので、何にお金を使っているのか把握しやすいので是非使ってみましょう。

貯金するために知っておきたい!賢いアルバイトの選び方

貯金するお金を増やすためには、効率よく稼げるアルバイトを選んで、アルバイト収入を増やすという方法も。効率よく稼ぐための賢いアルバイトの選び方をまとめました。

時給が高めのアルバイトを探す

時給が高いアルバイトなら、当然、同じ時間働いた場合でも収入がアップします。業種や職種で時給が高めなのは、塾講師や家庭教師コールセンターオペレーター携帯電話の販売スタッフ、パチンコスタッフなどです。アルバイトの時給には地域差があり、都心部やアルバイト需要の高いエリアの時給は高めになっています。また、交通費の支給の有無によって、実質的な収入が変わりますので、アルバイトを探すときには交通費の取り扱いもチェックしましょう。

深夜など時給が高め時間帯のシフトに入る

コンビニやファミリーレストラン居酒屋など、24時間営業や深夜営業をしているお店では、日中よりも深夜や早朝の時間帯の方が時給が高くなります。そのため、同じ時間働くのであれば、深夜や早朝のシフトで入った方が効率よく稼ぐことが可能です。ただし、深夜や早朝に働くことで、授業への出席に支障が出ないように気をつけましょう。

まかない付きのアルバイトを選ぶ

一人暮らしの学生の場合は、まかない付きのアルバイトをすると、食費を浮かすことができます。飲食店のアルバイトの場合、個人店はまかないが出る傾向があり、チェーン店は食事補助制度でお店のメニューを安く食べられるケースが多いです。

長期の休みに短期アルバイトで集中して働く

大学の授業やゼミが忙しいなどの理由で、普段、アルバイトをする時間がとりにくい人は、GWや夏休みなど長期の休みを利用して、短期アルバイトで集中的に稼ぐのも手です。海や山、スキー場などの宿泊施設のリゾートアルバイト、プールの監視スタッフ、イベントスタッフ、お中元やお歳暮の仕分けスタッフといった仕事があります。

自分の目的に合った学生アルバイトを選んで計画的に貯金しよう!

効率よくアルバイトをして稼ぎながら、お金の使い方や貯め方を工夫すると、学生でもちゃんと貯金をすることができます。毎月、貯めるお金を別に分けておくと、貯金をしやすいです。お金を貯める目的や目標金額などを決めて、計画的に貯金をしましょう。

参考

[1]大学生の金銭・仕事事情に関する調査
[2]https://www.fullcastholdings.co.jp/dcms_media/other/20150302_1.pdf
[3]2018.08.21

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著者:yui

大学卒業後、メーカーの事務職や住宅関係の仕事の経験あり。趣味は美術館に行くこと。学生時代のアルバイト経験は、ファーストフードや販売、家庭教師や事務などを半年くらいずつ。接客関係のバイトが好きでしたが、一番印象に残っているアルバイトは、小売やカード事業を営む大手企業の本社の事務です。

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