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誰かと一緒でないと飲食店にも入れない人もいれば、一人でいるほうが落ち着く人もいる。両者が、お互いの考えを理解するのは難しいだろう。

■6割もの人が「群れるのが好きでない」

しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1,537名を対象に、「人間関係について」の調査を実施した。

人と群れるのは好きではないグラフ(©ニュースサイトしらべぇ

「人と群れるのは隙ではない」と答えた人は、全体で60.2%と高い割合になった。多くの人は、一人のほうが好きなのだ。

■若い女性が群れるのが好きでない理由

性年代別でも20代に注目すると、男性よりも女性の割合が高いことがわかる。

人と群れるのは好きではない性年代別グラフ(©ニュースサイトしらべぇ

若い女性こそ、友達と一緒に行動するイメージがある人も多いだろう。しかしじつは、女性のほうが群れるのが嫌いなのだ。

「うちの会社は、女性社員が圧倒的に多い。人間関係はうまくいっているほうだけど、誰かに嫉妬したり愚痴を言ったりする人もいる。そんな人といると、だんだんと疲れてくるから。

だから休日は誰かに会うのではなく、できるだけ一人の時間を過ごしたい。休みの日まで、人の顔色をうかがうのは面倒」(20代・女性)

■むしろ群れていたい

若い男性の中には、むしろ群れたい人もいる。彼は、いわゆる「パリピ」だろう。

「僕は寂しがりなので、できればどんどんと群れておきたい派。会社が終わってからも予定が空いている人がいないか、いっぱい連絡して誰か捕まえる。

『疲れないの?』って聞かれるけれど、僕にとっては一人のほうが疲れるので」(20代・男性)

■高収入は一人も群れも両方愛す

年収別が上がるほどに、群れるのが好きではない人が少なくなる。

人と群れるのは好きではない年収別グラフ(©ニュースサイトしらべぇ

高収入になるほどに、多くの人と接する機会が増えるのもあるだろう。

「立場が上になるほどに、チームワークの重要性が増してくる。一人でできることは、やはり限度があるから」(40代・女性)

しかし一人の時間も過ごせないと、リーダーは難しいとの声も。

「リーダーは立場上、孤独になりがちだと思う。だから一人で過ごす力も必要だし、部下を束ねるコミュニケーション能力もいる。コミュ力が低いから一人が好きな人とは、また違う存在」(40代・男性)

一人の時間と誰かとの時間、うまくバランスを取ることが重要なのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)

「集団でいると疲れちゃうから一人がいい…」 若い男女の対人関係が意外な結果に