会長が亡くなった直後の試合でレスター勝利、元英代表FWベントがレスター11人を推薦
10月27日、ヘリコプターの墜落事故でレスター・シティのヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ会長が亡くなった。チームは悲しみを乗り越えて、3日のプレミアリーグ第11節に臨み、カーディフ相手に1-0の勝利を収めた。英メディアではこの試合に出場したレスターイレブンをそのままリーグのベストイレブンに推す声が挙がっている。
スリヴァッダナプラバ会長を含む5人が亡くなった事故後、初の公式戦となったカーディフ戦。レスターのスタメンは守護神GKカスパー・シュマイケルを筆頭に、DFリカルド・ペレイラ、ウェス・モーガン、ハリー・マグワイア、ベン・チルウェル、MFナンパリス・メンディ、ウィルフレッド・エンディディ、マーク・オルブライトン、ジェームズ・マディソン、デマライ・グレイ、FWジェイミー・ヴァーディの11人だった。
英衛星放送局「スカイ・スポーツ」で今節のベストイレブンを選出した元イングランド代表FWダレン・ベント（現バートン・アルビオン）は、レスターのメンバーをそのままリーグの「チーム・オブ・ザ・ウィーク」として推薦した。
GKダニー・ウォード、DFダニー・シンプソン、ジョニー・エヴァンズ、クリスティアン・フクス、MFビセンテ・イボーラ、FWケレチ・イヘアナチョ、FWフォッセニ・ディアバテというレスターのベンチメンバー陣に加え、レスターのクロード・ピュエル監督も含めての選出となった。
他チームを含めた「今節ベストイレブン」も選出、レスターから引き続き二人の名前
ベントは「私はレスター全体を（ベストイレブン）を選出したい。彼らはあのような試合に臨んだわけだからね。彼らは難しい状況にあった。私にとってはそれ以外のチームを選択することは難しかった」と選出理由を明かした。チームを支えた会長の死を受け、精神的にはプレーすることすら難しかっただろうと選手たちの心情を汲み取っていた。
ただし、ベントはその後に他チームも含めたベストイレブンも選出している。
シュマイケルとモーガンは引き続き含まれ、その他にはDF陣としてトレント・アレクサンダー=アーノルド、フィルジル・ファン・ダイク（いずれもリバプール）、バンジャマン・メンディ（マンチェスター・シティ）。MF陣はダビド・シルバ、ラヒーム・スターリング（いずれもマンチェスター・シティ）、ルーカス・トレイラ（アーセナル）。そしてFW陣はアヨセ・ペレス（ニューカッスル）、リシャルリソン（エバートン）、アルバロ・モラタ（チェルシー）という顔ぶれとなっていた。
（Football ZONE web編集部）
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