この度、世界11 の国・地域で活動する国際協力NGO日本国ボランティアセンター(JVC)」は、
協働するNGO や研究者、農業実践者らとともに、ブラジル・モザンビークから約20 名の農民や市
民社会組織(弁護士・カトリック教会を含む)を招へいし2018 年11 月20 日~22 日までの3 日
間、国際シンポジウム「3 カ国民衆会議」を東京で開催します。


■「食と農」の危機
利益を重視する投資や企業によるグローバル・フードシステム、それを推進する各国政府や国際機関の政策、地球温暖化などによる異常気象など・・現在、世界中の「食」と、それを支えてきた「農」は深刻な危機に直面しています。

■日本で暮らす私たちとの関わり
このことは日本に暮らす私たちとも無縁ではありません。
農家の苦境が、「食」の受け取り手でもある私たちの選択肢と決定権を失うことにつながります。
また、それだけではなく、私たちは知らないうちに農家の人々を苦しめる「加害者」側にまわってしまうこともあります。

たとえば、日本は、官民一体となって 、南米ブラジルで輸出向けの大豆や穀物の巨大農場づくりを推進し、小さな農家やコミュニティの土地を奪ってきました。またプロサバンナ事業下でも同様の試みを計画し、結果として、モザンビークでは大豆栽培を行う企業により多くの農家の土地が奪われてきました。
(プロサバンナ事業の詳細はこちら: https://ngo-jvc.info/2F72NoP

■実践者たちから学ぶ
グローバリゼーションの負の影響をもっとも深刻な形で受けた「南(途上国)」の先住民族や小さな農業を営む人びとは、それを乗り越えるための創意工夫を積み重ねて、多くの素晴らしい変化を生み出してきました。

彼らの活動から学ぶとともに、食の安全と未来、ODAと地域住民の権利など、多岐にわたる課題について意見交換を行い、「食と農の未来」を描き、危機を乗り越えるための方策を話し合いたいと思います。

■プログラム *各セッションの詳細、お申込みはリンク先をご覧ください。
【DAY1】11 /20(火)18:00~20:00 / 聖心女子大学4 号館 4-2 号教室
「日本の私たちと今世界で「大豆」をめぐって起こっていること」
アグリビジネスによる油糧作物栽培の環境・社会的影響と住民の抵抗
http://www.ngo-jvc.net/jp/event/event2018/11/20181120-minsyuukaigi.html
【DAY2】11/21(水)11:00~20:40 / 聖心女子大学4 号館 ブリット記念ホール
国際シンポジウム「危機の21世紀を超えて、つながりあい、食の幸せを未来に手渡すために」
第1 部「グローバルな食&農の危機と『食の主権』~『私たちの食とたね』を未来に手わたす」
第2 部「食・農・くらしと地域の自立へ~『犠牲の開発モデル』の限界を乗り越える」
http://www.ngo-jvc.net/jp/event/event2018/11/20181121-minsyuukaigi.html
【DAY3】11/22(木)17:00~19:00 / 参議院議員会館B107
緊急報告会「日本とODA/投資:モザンビーク北部で何が起きているのか」
http://www.ngo-jvc.net/jp/event/event2018/11/20181122-mozambique.html

クラウドファンディングご協力のお願い
一連のイベント費用を集めるため、11月25日までクラウドファンディング実施中です。ご支援または情報の拡散にご協力お願いします。
「3ヵ国民衆会議」は、私たちが生活していく上で必要不可欠な食と農の、今と未来を話し合う国際会議です。1人でも多い3ヵ国の農民の声を会議に反映させ、農村・農民交流を実現するためのサポーターになってください。
日本と世界の「食と農」を守る。3ヵ国の農家や市民が連帯する国際会議を開催したい!
by 3か国民衆会議実行委員会ユースチーム

https://congrant.com/project/triangularfr/551

■認定NPO法人 日本国ボランティアセンター(JVC)とは
1980年に日本人によりタイで設立されたNGO。現在はアジア・アフリカ・中東の世界11の国・地域で地域開発や人道支援など多岐にわたる支援を実施しています。「問題の根本原因の解決」をポリシーに、ただものをあげたりするのではない、現地の人の力を引き出す支援を重視しています。
http://www.ngo-jvc.net/

■お問い合わせ
特定非営利活動法人 日本国ボランティアセンター(JVC)
調査研究・政策提言担当/地域開発グループマネージャー・渡辺
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519
Email:nabekama@ngo-jvc.net

配信元企業:特定非営利活動法人 日本国ボランティアセンター

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