陶芸家の父に聞いた「作家になること」をまとめた漫画に注目が集まっています。

作家になることをまとめた漫画

漫画家あららぎ菜名さん@Araragi_Nana_23)は10月22日、「作家になること(陶芸家の父の場合)」というタイトルの漫画をTwitterに公開しました。

作家になること(陶芸家の父の場合) pic.twitter.com/8k6vcnpWEZ

— あららぎ菜名(抑死者連載) (@Araragi_Nana_23) 2018年10月22日

あららぎさんのお父様は東京藝術大学出身の陶芸家。自宅の庭にお父様の仕事場があったといいます。

子供の頃から、作業工程を見ることが好きだったというあららぎさんは、よくお父様の仕事場に行き、その様子を見ていたそうです。

大学の同級生は作家をしているの?

そんな中、お父様に大学の同級生が作家をしているのか尋ねてみたところ、お父様の答えは「してねぇな、俺の同期だと作家は2、3人かな」。

入学時には30人くらいで、どんどん減っていったと振り返るお父様。若い時に作家になっても、10年以上も作家として続けられるのは、ほんの数人だといいます。

あららぎさんは「安定とか…考えなかった?」と聞いてみると、お父様はすかさず「全然 俺は手で作る仕事がしたかったからな」と返答しました。

作家をやるには年月が必要

同期の中には就職して貯金ができたら、作家をしてみると話していた人もいました。しかし、そう言っていたほとんどの人は、作家の道に戻らなかったそうです。

お父様は「作家」になるには年月が必要であり、ずっと創作活動を続けていた人に追いつくのが難しいと分析。結局のところ、作ることを止めなかっただけだと語ったそうです。

諦められなかっただけ

あららぎさんも学生の頃、友達と漫画家になりたいと盛り上がったこともありました。徐々に友人たちが夢から離れていく中で、絵を描き続けていました。

「私はただ…諦められなかっただけだけどなぁ」

当時を思い返すと、将来について深く考えていなかったと語ります。

 

いいじゃん別に! お前の人生だし~

自分のやりたいことを職業にしたことについてお父様は、「いいじゃん別に! お前の人生だし~お勤めしようが作家しようが好きになさーい」と明るく語っています。

作家について語ってくれたお父様ですが、「結局さ作るのを止めなかっただけなんだよ俺は」の言葉が深く胸に響きます。

ツイートには「なんだなとても勇気をもらえました…」「素敵なお父さんですね 胸があったかいです」といったコメントが多数寄せられました。

友人に気合を入れるために

この漫画を描いた理由について、あららぎさんはこう語っています。

私には美大の同期で、現在作家をしている友人がいます。

彼女が個展をすることになり、制作を始めたのですが、作品作りは答えがなく自分と向き合わなければならず非常に苦しそうにしていました。

そんな彼女に気合を入れるために、身近で作家を続けている父について漫画にしてみようと思いました。

作家をしている友人のために描いた漫画だったんですね!

現在、あららぎさんLINEマンガにて「抑死者」という漫画を連載中です。

あららぎさんの漫画が気になる方は、ぜひ作品をチェックしてみては。

※この記事のツイートと画像はあららぎ菜名さん(@Araragi_Nana_23)の許可を得て掲載しています。

「作るのをやめなかっただけ」陶芸家の父が語った“作家になること”の本質とは