ドラマや実際の街中でもバイク便やメッセンジャーの自転車が颯爽と通り抜けていくところを目にしたことはありませんか?急いで荷物を届けてもらいたいお客様のニーズに応える、バイク便とメッセンジャーのアルバイトについて紹介します。
バイク便とメッセンジャーのアルバイトの仕事内容とは?
バイク便やメッセンジャーのアルバイトは、どのような仕事をするのでしょうか。バイク便とメッセンジャーの違いを含めて解説していきます。
バイク便やメッセンジャーの仕事内容
バイク便もメッセンジャーも、企業などのクライアントからの依頼で、荷物をクライアントの元に受け取りに行き、その荷物を指定の場所に届ける仕事です。主に当日中に急いで届ける必要がある荷物を取り扱い、集荷から1時間以内や2時間以内など短時間で配達するケースが多くを占めます。クライアントと定期契約をしている場合など、決められた届け先への定期配達を行うケースもあります。深夜や早朝を含めて24時間対応している業者が多いことも特徴です。
配達するものは主に書類をはじめ、出版社の入稿データやテレビ局の映像データ、建設現場でのアクシデントにより急に必要になった建築資材、複合機などの保守部品などです。手術用具や検体など厳格な取り扱いが必要なものの配送や、食品や試薬などのチルド配送に対応しているバイク便もあります。
バイク便とメッセンジャーの違い
バイク便は文字通りバイクを使って配達を行い、メッセンジャーは自転車で配達をします。バイク便は短距離から中距離まで対応しているのに対して、メッセンジャーは主に都心部などでの短距離の配達が中心です。メッセンジャーは渋滞の影響を受けにくく、狭い路地も通れるため、機動力の高さから重宝されています。その分、メッセンジャーの方が細かい路地を活用するため、道に詳しいことが求められ、体力も必要です。また、荷物をキャリーバッグに入れて背負って運搬するため、バイク便よりも配達できる物の大きさに制約があります。
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出典:fotolia
バイク便とメッセンジャーのアルバイトに必要な資格とは?向いている人はどんな人?
バイク便やメッセンジャーのアルバイトはどんな人に向いているのでしょうか。必要な資格や求められるスキルなどをみていきます。
バイク便やメッセンジャーに必要な資格はある?
バイク便のアルバイトは、都心部の短距離の配達を主に扱っている会社だと、原付免許でも採用されるケースもありますが、多くの会社では中距離や長距離の配達も行い、高速道路に乗ることもあるため、普通二輪免許が必要です。メッセンジャーのアルバイトの場合は、特別な資格を必要としません。
持っているとよいスキルや向いている人は?
バイク便もメッセンジャーも、それぞれ、バイクや自転車に乗り慣れていて、運転に自信がある人に向いているアルバイトです。配達途中にバイクや自転車の調子が悪くなることも起こり得るため、自分で簡単なメンテナンスができる人の方が、スムーズに仕事をこなせます。さらに、道に詳しいと、配達ルートを効率よく考えることができます。メンテナンスや担当エリア内の道路状況の知識がなくても、アルバイトを始めてから身につけることはできますが、ある程度慣れている人の方が取り組みやすいでしょう。
また、1日配達の業務をこなすためには、体力も必要です。特に自転車の場合、1日に80~100㎞程度程度を走行するために、ペダルをこぎ続けられる体力を求められます。
さらに、バイク便もメッセンジャーも、集荷や配達の際にお客様と関わるため、コミュニケーション能力も必要な仕事です。時間内に荷物を届けるため、責任感を持ってアルバイトに臨むことが不可欠となります。
バイク便のアルバイトで得られる時給はどのくらい?
バイク便やメッセンジャーのアルバイトの時給相場は高めです。ただし、配達に使用する自転車は持ち込みが必要とされるケースが多いようです。バイクは貸与される場合が多いですが、ガソリン代が自己負担になる会社もあります。
バイク便やメッセンジャーの時給は?
バイク便もメッセンジャーも、アルバイトの時給相場は首都圏では1,200円程度です。会社によっては、給与の日払いも行っています。配達スタッフは時給制のアルバイトと歩合制の業務委託のいずれかとする会社が中心です。スキル&実力次第ですが、一般的に業務委託の方が稼げます。
バイクや自転車にかかる費用負担は?
バイク便の場合は、配達に使用するバイクは貸与される会社が多いですが、メッセンジャーの場合は自分の自転車を持ち込んで使用するケースが中心です。会社によっては、業務に使用するバイク・自転車の取得費用と整備費用の支援、自転車の持ち込み料の支給を行っています。また、バイク便のガソリン代の支給は会社によります。バイク便やメッセンジャーのアルバイトをするときは、バイクや自転車は自分で持ち込むのか、自分で負担する費用はあるのか確認するようにしましょう。
バイク便とメッセンジャーのアルバイトを選ぶメリットは?
バイク便やメッセンジャーのアルバイトを選ぶメリットは、主に3つ挙げられます。
バイクや自転車の運転を楽しめる
バイク便やメッセンジャーのアルバイトは、バイクや自転車が好きな人にとっては、運転を楽しみながら仕事ができることがメリットです。バイク便の場合、慣れてくるとツーリング気分を味わいながら、中距離や長距離の配達をすることができます。メッセンジャーは、多くの距離を自転車で走行しますが、エクササイズになるため一石二鳥と捉えている人もいます。実際に自転車のレースに参加する人など、トレーニングの一環としてメッセンジャーのアルバイトをしている人もいるほどです。
働き方が選べる
会社による違いもありますが、都合に合わせてシフトに入れることもメリットに挙げられます。週3回だけ働くことや、日中のみ、あるいは、早朝や夜勤のみといった働き方も可能です。会社によっては、短期間のアルバイトも受け入れています。
感謝されることにやりがいを感じられる
バイク便やメッセンジャーは急いでいるお客様が利用されるため、きちんと業務を完了すると感謝されることが多い仕事です。荷物を待っていたお客様から、「ありがとう」という言葉をかけてもらえることが、やりがいにつながっていきます。
バイク便とメッセンジャーのアルバイトでのデメリットとは?
バイク便やメッセンジャーのアルバイトには、デメリットもあることを踏まえておくことが大切です。
天候に関わらず配達をしなければならない
バイク便もメッセンジャーも、天気がよく、穏やかな気候のときだけではなく、雨が降る日も雪に見舞われて冷え込む日も、夏の猛暑日にも配達をしなければなりません。天候が厳しい日にも、通常と変わらずに配達を行わなければならず、肉体的な厳しさがあることがデメリットに挙げられます。ウェアを季節に合わせて調整し、夏はこまめに水分補給をすることが大切です。
事故に遭う危険がある
バイク便やメッセンジャーのアルバイトをすることで、バイクや自転車に乗る頻度が増える分、事故に遭う可能性が高くなることデメリットです。事故に遭わないためには、気を抜かずに周囲を注意しながら運転することが大切ですが、自分がどんなに気をつけていても、相手の不注意によって交通事故に遭うこともあります。万が一に備えて、アルバイト先の企業で保険に加入する制度があるか確認し、保険が備えられていない場合は、自分で保険に加入しておきましょう。
持ち込んだ自転車やバイクが傷む
自転車やバイクを持ち込んでアルバイトをする場合には、頻繁に使用することで消耗が早くなり、メンテナンス費用もかかることがデメリットになります。また、ガソリン代が自己負担の場合は、その分の出費に注意しましょう。
バイクや自転車が好きならバイク便やメッセンジャーのアルバイトもいいかも!
バイク便やメッセンジャーのアルバイトは、天候などによる厳しさを感じることもあるかもしれません。しかし、バイクや自転車の運転を楽しみながら仕事ができるうえに、お客様に感謝されることが多いため、やりがいを持てるアルバイトです。
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