『黄昏流星群〜人生折り返し、恋をした〜』(フジテレビ系)と『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』(テレビ朝日系)の両ドラマが8日にそれぞれ放送された。『黄昏流星群』第5話の平均視聴率は6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、前話から0.2ポイント増。一方、『リーガルV』の第4話は16.5%。前回放送がプロ野球日本シリーズ中継延長のため休止になったにもかかわらず、0.6ポイントアップした。

 両作の視聴率には大きな差がある一方で、SNSの盛り上がりを見てみると、放送時間内のツイート数のピーク(15分当たり)は『黄昏流星群』が1746件なのに対し、『リーガルV』は1202件。『黄昏流星群』の方がSNS人気は高くなっている。

 『黄昏流星群』はエリート銀行員だった完治(佐々木蔵之介)が、左遷に遭ったあげく栞(黒木瞳)と運命的な出会いを果たし、恋に落ちるストーリー。一方、完治の妻・真璃子(中山美穂)も娘の婚約者・春輝(藤井流星)とただならぬ関係に。娘の美咲(石川恋)も大学時代の教授(高田純次)と不倫するというストーリーだ。

 第5話では、栞の母の死をきっかけに完治との絆はいっそう強固なものに。真璃子と春輝がキスをし、美咲と不倫中の大学教授が真剣な恋愛関係にあることも明らかになった。ネットからは「もはやカオスでしかないな!」「もうタイトルを『世にも奇妙な物語』に変えていいよ」「この家族、やばすぎるでしょ」といった声が噴出している。

 「特に中盤の真璃子と春輝のキスシーン直前には、なぜか真璃子がフラフラと『蛍……』とつぶやきながら、いるわけがない蛍を捕まえようとするシーンがあり、視聴者は困惑。『何が見えてるの?』『どうしちゃった!?』といったツッコミが集まりました。そのシーンだけでなく、毎回ツッコミどころは多数出てきます。それだけに視聴者からは『ツッコミが追いつかない』『ツッコミの数ならどのドラマにも負けないだろうな』と呆れる声が出ています」(ドラマライター)

 『黄昏流星群』は視聴率こそ低いが、ツッコミどころの多さだけで言えば『リーガルV』にも負けないと感じている視聴者が多い模様。現クールのドラマの中で最も“実況映え”しており、SNS人気を上げているようだ。

佐々木蔵之介