2018年5月にオープンした「てじ菜」のアレンジ韓国料理SNSを中心に話題を呼んでいる。同店自慢のオリジナルメニューは、“サムギョプサル”ならぬ「しゃぶギョプサル」。サムギョプサルにならい、豚ロース肉と豚ばら肉のしゃぶしゃぶに多彩な野菜を添え、サンチュに包み、ジャン(つけダレ)で食べるという、しゃぶしゃぶの新しい食べ方提案といえる創作韓国料理だ。

野菜をたくさん食べられる料理として考案

「てじ菜」の看板メニュー「しゃぶギョプサル」は、7種類の野菜と8種類のキノコ、そしてスターポークしゃぶしゃぶをサンチュで巻いて食すという、健康志向の現代にマッチした料理だ。

しゃぶギョプサル+2時間ソフトリンク飲み放題付き 3,480円(税抜き)「しゃぶギョプサル」は食べ放題コースの他、単品でも注文可。「しゃぶギョプサルセット」(1,600円)、「サンチュ+9種のジャンセット」(1,300円)など。※各税抜き。写真手前の子豚牧場はSNSでも拡散され、話題を呼んでいる

モヤシナムル、キムチ、辛味ネギをのせてサンチュ、エゴマで巻き、ジャンをつけて食べる点が韓国料理風である。ジャンは、トムヤム、グリーンカレー辛味噌、ネギ塩、カレーマヨ、チーズ、サムジャン、サムジャンカレーニンニクごま油の9種類。ひと口ごとに異なる味わいで食べられるのが、何ともいえず楽しい。

しゃぶしゃぶした豚肉に薬味をのせ、ジャンをつけ、サンチュに包んで“サムギョプサル風”に食べる。飽きずにいくつでも食べたくなるおいしさ

しゃぶしゃぶ韓国料理の魅力を合体させた新感覚のこのメニューは、「おいしく食べて美しく健康に」をコンセプトに考案された。「“野菜をたくさん食べられる料理を”と考えました。これに加えて、“フォトジェニックな料理”という点も重視しました」と、同店を展開するTBIJAPANの広報・小松亜衣実氏は話す。

実際、たっぷりの野菜とキノコ、ずらりと並ぶ9種類のつけダレはフォトジェニックで、「しゃぶギョプサル」という目新しい料理名と相まってSNSでも多数アップされている。

オマケに子豚のフィギュア

また、同メニューは豚肉を追加で1皿注文するごとに子豚のフィギュアテーブルに1匹ずつ追加され、ミニチュアの牧場がつくれる趣向も用意。この子豚牧場がかわいらしく、店を訪れたお客の多くがSNSで写真投稿し、情報を拡散。店の宣伝にもなっているのだ。

キムチチーズ2,280円(税抜き)鉄鍋でアツアツに焼き、トロ~リチーズに絡めるマンドゥ(韓国風ギョウザ)も人気。残ったマンドゥとチーズ、ご飯を混ぜて作る締めの「ポックンパ(韓国風チャーハン)」がまた絶品

「今の時代、SNSの宣伝効果はやはり大きい、と実感している」(小松氏)として、同社では“おいしさ”を追求する調理人とSNS効果を考える広告担当者がお互いにアイデアを出し合い、どちらの要素も踏まえたメニュー開発や演出を心掛けているという。

「お客さまにとって、たっぷり食べていただける楽しい場でありたい」とは同店の亀屋亮一店長の言葉だが、正に同店は「たっぷり食べられて健康感がある」「インスタ映えする楽しい場」。今、外食店に最も求められているこの二つのキーワードを押さえ、注目を集めているというわけだ。

●店舗情報
「てじ菜」
経営=TBI JAPAN
店舗所在地=東京都千代田区神田佐久間町1-13 チョムチョム秋葉原9階
開業=2018年5月
席数=147
営業時間=11時30分~23時、土・日・祝日11時23時。無休
平均客単価=夜4000円
1日平均集客数=約100
※18年9月時点の情報です。同店は業態変更の可能性がございます。

◇外食レストラン新聞の2018年10月1日号の記事を転載しました。