米書店バーンズ&ノーブルのビジネス書売れ筋トップ10

この記事では、某商社ニューヨーク本店に勤務するビジネス書大好き人間が、日々通う書店のビジネスコーナーで感じたことをお話ししていきます。

11月になり、夏の猛暑が嘘のようにだいぶ寒くなってきました。実はNYの天気は非常に変わりやすいといわれていて、前日になるまで天気がどうなるかわからないことも多くあります。実際に、昨年は暑い日が続いていましたが、ハリケーンの襲来以降、気温が一気に下がり、10月末には4度を記録しました。もしこの時期にNYを訪れるなら、さまざまな気候に対応できるように準備をしておいたほうがよいかもしれません。

それでは、9月のランキングを見ていきましょう。

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バーンズ&ノーブル(BARNES & NOBLE)の10月のビジネス書売れ筋ランキング

※ 順位/タイトル/邦題(翻訳書がないものは編集部で独自に訳した仮題)/著者

1.Dear Madam President: An Open Letter to the Women Who Will Run the World/(仮題)親愛なる大統領夫人へ:世界を動かす女性への公開書簡/著:ジェニファー・パルミアーリ

2.The Total Money Makeover: Classic Edition: A Proven Plan for Financial Fitness/(仮題)お金の大改革 決定版:実証済み、経済的健康を手に入れるためのプラン/著:デイブラムジ

3.Dopesick: Dealers, Doctors, and the Drug Company that Addicted America/(仮題)麻薬中毒:アメリカを蝕むディーラー、医師、ドラッグカンパニー/著:べス・マーシー

4.Winners Take All: The Elite Charade of Changing the World/(仮題)勝者がすべてを掴む:世界を変えるエリートの茶番/著:アナンド・ジリッダーラダス

5.Grit: The Power of Passion and Perseverance/(邦題)やり抜く力 (ダイヤモンド社)/著:アンジェラダックワース

6.Think and Grow Rich/(邦題)思考は現実化する(きこ書房)/著:ナポレオン・ヒル

7.Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Kids about Money That the Poor and Middle Class Do Not!/(邦題)金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学(筑摩書房)/著:ロバート・キヨサキ

8.Outliers: The Story of Success/(邦題)天才! 成功する人々の法則(講談社)/著:マルコム・グラッドウェル

9.Mastering Fear: A Navy SEAL's Guide/(仮題)恐怖の克服: Navy SEAL'sガイド/著:ジョン・デイビッド・マン/ブランドン・ウェッブ

10.The 7 Habits of Highly Effective Teens/(邦題)7つの習慣 ティーンズ (キングベアー出版)/著:ショーンコビー

ヒラリー・クリントンの広報部長による一冊

まずは、トップランクインした『Dear Madam President』です。2018年5月の小欄でも少し触れましたが、今度は見事に1位を射止めました。著者のジェニファー・パルミアーリは、2016年アメリカ大統領選のヒラリー・クリントン陣営で広報部長を務めた女性です。最終的に選挙で敗北はしたものの、ヒラリー・クリントンの支持率アップに大きく貢献しました。

本書は、そんな彼女だからこそわかる「女性がリーダーとしてやっていくコツ」が記されています。女性の社会進出が進む今、女性はもちろん、男性にも読んでもらいたい一冊です。

「お金の基本」の名著と、恐怖を克服する本

続いて紹介するのは、第7位にランクインした『Rich Dad Poor Dad』です。日本では『金持ち父さん 貧乏父さん』というタイトルで知られ、世界中で売れた名著ですよね。「お金」に関する書籍が数多く出版されている現在も人気の書籍で、お読みになった方も多いと思います。発売から何年たっても、「お金の基本」について学びたい人の「マストの一冊」であるのは、いまだに7位にランクインしていることからもわかりますよね。特に近年は、年金ももらえず、終身雇用の保障もないにもかかわらず、老後の費用が増えてしまっています。今のうちに本書でお金について学び、自由な暮らしを手に入れる第一歩としてみてはどうでしょう。

最後に紹介するのは、9位にランクインした『Mastering Fear』です。著者の一人であるブランドン・ウェッブは、元アメリカ海軍特殊部隊Navy SEALs(ネイビー・シールズ)の隊員です。Navy SEALsは、手足を縛られたまま水中でトレーニングを行うなど、その厳しさで知られます。そこで培った「恐怖を克服する方法」をビジネスに応用できる形で記したのが本書です。著者によると「恐怖に打ち勝つ」のではなくて、「恐怖を受け入れること」が大切とのこと。もっと詳しく知りたい人は、ぜひ本書を読んでみてはいかがでしょうか。

まとめにかえて

今月は、自己啓発本のロングセラーが多くランクインしました。
次回は、どんな本がランクインするのでしょうか。それでは、次回のランキングをお楽しみに!