スポルティング・リスボンは9日、オランダ指揮官マルセルカイザー氏(49)の新指揮官就任を発表した。契約期間は2021年6月30日までとなる。

▽今月2日に今夏就任したジョゼ・ペセイロ前監督(58)との契約を解消したスポルティングは、その後任に元アヤックス指揮官であるカイザー氏を招へいすることになった。

▽現役時代にアヤックスやカンブールで活躍したカイザー氏は、2007年から監督キャリアをスタート。古巣カンブールで指揮を執ると、2016年夏にはアヤックスのリザーブチームの指揮官に就任。

▽現在、同クラブの主力で活躍するオランダ代表DFマタイス・デ・リフトらを育て上げた手腕が評価され、翌年にピーター・ボス監督の退任に伴い、トップチームの指揮官に昇格も成績不振とクラブ内部の権力争いに巻き込まれる形でシーズン途中に解任されていた。その後、直近まではUAEのアル・ジャジーラで指揮を執っていた。

▽なお、スポルティングはプリメイラ・リーガ第9節終了時点で首位ポルトと勝ち点2差の3位に位置し、ヨーロッパリーグ(EL)ではグループE第4節終了時点でアーセナルに次ぐ2位に付けている。

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