明治安田生命J1リーグ第32節のFC東京vsジュビロ磐田が、10日に味の素スタジアムで行われ、0-0の引き分けに終わった。

▽暫定5位FC東京(勝ち点49)は1-0で勝利した前節の横浜F・マリノス戦からスタメンを2名変更。丹羽、小川に代えて、森重、太田を起用した。

▽連勝中の12位磐田(勝ち点40)は3-2で勝利した前節のサンフレッチェ広島戦からスタメンを2名変更。小川、川又に代えて、櫻内、大久保を起用した。

▽試合は、立ち上がりから磐田が攻勢をかける。3分にはボックス手前左から大久保が、7分には松浦がボックス手前中央からシュートを放つがどちらも枠を捉えず。FC東京が凌ぐ時間が続く。

▽14分、FC東京が反撃に出る。左サイドでボールを持った太田が中央にカットインしてボックス手前左からゴールに向かうクロスを供給。しかし、一瞬で最終ラインの裏に抜けたディエゴ・オリヴェイラが放ったヘディングシュートは枠を越えネットを揺らすことはできない。

▽続く19分、室屋がボックス右に抜け出し、さらに内側の高萩にボールを渡す。高萩が素早くクロスを上げるとディエゴ・オリヴェイラのヘディングシュートがまたしても磐田ゴールを襲うが、これも得点を奪うには至らない。

▽36分、FC東京が千載一遇のチャンスを手にする。ボックス内右に抜け出した室屋がDF宮崎のスライディングで倒されてPKを獲得。しかし、キッカーのディエゴ・オリヴェイラが放ったシュートは枠の左に外れ、先制点は奪えなかった。

▽ゴールレスで迎えた後半、立ち上がりは中盤での攻防が続きお互いになかなか決定機に迫ることができない。55分にはFC東京がショートカウンターを繰り出し、ディエゴ・オリヴェイラがボックス内でシュートを放ったがまたも枠を捉えることはできない。

▽さらに66分にもFC東京に決定機。磐田陣内中央右でFKを得ると、キッカーの東が最終ラインの裏にクロスを供給する。するとDF森重がヘディングシュートを放ったが、これも枠の外へ。

▽フィニッシュの部分を改善したいFC東京は、74分に高萩に代えてリンスを投入。ストライカーの枚数を増やし、勝ち点3を目指していく。

▽すると、77分に左サイドでのFKから太田がクロスを上げ、磐田DFにブロックされたボールにリンスが反応。しかし、ボックス中央から放ったシュートはGKカミンスキーに阻まれ、ここでも決め切れない。

▽勝利を目指すFC東京は84分に二枚替えを敢行。ディエゴ・オリヴェイラ、米本に代えて永井、矢島を起用し、攻勢をさらに強める。

▽しかし、最後までFC東京が得点を奪い切ることができずに試合が終了。この結果、FC東京(勝ち点50)の順位は5位と変わらず。3位鹿島アントラーズ(勝ち点52)を抜くことは叶わなかった。対する磐田は連勝がストップしている。

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