自らの2ゴールに加え、スペイン代表FWアルカセルの決勝ゴールでバイエルンに逆転勝利

 ドルトムントドイツ代表FWマルコ・ロイスは現地時間10日に行われたバイエルン戦で2得点をマークし、3-2で勝利する立役者となった。宿敵との大一番で躍動したキャプテンは「信じられない試合。プレーするのが楽しかった」と振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

 常に先行を許す展開だったが、ドルトムントを牽引したのがロイスだった。後半立ち上がりに自ら獲得したPK、同22分にボレーシュートを決めてチームの追撃ムードを盛り上げた。そして後半28分、ドルトムントスペイン代表FWパコ・アルカセルが決勝ゴールを奪い、王者を相手に逆転勝利を収めた。

 ロイスは「前半は良いスタートではなかった」と立ち上がりこそ停滞したものの、そこから盛り返したチームのパフォーマンスに手応えを感じている様子だった。

「僕らは自分たちを信じることができず、狙い通りのプレスをかけることもできなかった。それでも、後半になると自分たちのフットボールができるようになった。信じられない試合。プレーするのが楽しかったよ」

 この結果、8勝3分と無敗を維持して勝ち点27で首位を堅持したドルトムント。ロイスは「僕らがチャンピオンになるかどうかを話すのはまだ早すぎる」と冷静に語るが、6連覇中の王者バイエルン相手に見せた力強いパフォーマンスは王座奪還を期待させるには十分すぎるものだった。(Football ZONE web編集部)

バイエルン戦2ゴールを決めたドルトムントFWロイス【写真:Getty Images】