11月11日JFLの2ndステージ第14節が各地で行われた。

すでにHonda FCの3連覇、2年連続の完全優勝が決定。注目を集めているのは、J3昇格をかけた年間通算成績4位以内の争いだ。

そうしたなかでこの日、歓喜の瞬間が訪れたのはヴァンラーレ八戸だった。

アウェイでヴィアティン三重と対戦した八戸は、谷尾昂也(元川崎フロンターレガイナーレ鳥取)の2ゴールなどで3-1と勝利。

これにより、年間通算成績3位以内が決定。来シーズンのJ3昇格がほぼ決まった(※18日のホーム最終戦での観客動員条件クリアは確実なため)。

ヴァンラーレ八戸は2006年に創設。青森県東部の南部地方を拠点とする総合型地域スポーツクラブだ。

2014年にJFLへ昇格すると、翌年には球技場を主体とした多目的運動場「ダイハツスタジアム」が完成。2016年に念願のJ3ライセンスを取得する。

今シーズンは県内のライバル、ラインメール青森で指揮を執っていた葛野昌宏氏が監督に就任。

その葛野監督が7月に急性大動脈解離で倒れるという事態に見舞われたものの、見事に青森県勢初となるJの切符をつかんだのだった。

なお、同じく「JFL4位以内」でJ3昇格が決まる今治FCは、MIOびわこ滋賀に1-2の敗戦を喫し、ソニー仙台に抜かれてまさかの5位転落。

18日に迎える運命の最終節、今治はホンダロックSCソニー仙台はFCマルヤス岡崎といずれもホームで対戦する。

ヴァンラーレ八戸、J3昇格へ!青森県初のJリーグクラブが誕生