明治安田生命J3リーグ第31節の7試合が11日に各地で行われた。

▽全32試合を戦うJ3リーグ。自動昇格枠の2位に位置する鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点51/残3試合)を捉える可能性が残っているのは、3位ザスパクサツ群馬(勝ち点47/残4試合)、4位アスルクラロ沼津(勝ち点45/残4試合)、5位ガンバ大阪U-23(勝ち点44/残4試合)、6位ガイナーレ鳥取(勝ち点43/残4試合)、7位セレッソ大阪U-23(勝ち点40/残4試合)までだ。このうち、鹿児島、群馬、鳥取がJ2ライセンスを保有している。

▽群馬vs鳥取の上位直接対決は、3-3の引き分けに終わった。

▽試合は最序盤から激しく動く。8分に群馬ボールの右CKから風間がクロスを入れると、小柳が中央で高い打点からヘディングシュートを放つ。GK井上亮が弾いたところを高橋が頭で押し込み先制点とする。

▽しかし、直後の11分に鳥取が反撃に出る。ディフェンスラインからのフィードに抜け出したレオナルドがボックス右に侵攻。右足でグラウンダーのシュートを流し込み、スコアを振り出しに戻した。

▽38分、群馬が負けじとリードを再び奪う。ボックス手前中央でパスを受けた風間が、迷わず右足を一閃。GK井上亮を避けるような外巻きの弾道のミドルシュートが、ネットに突き刺さった。

▽群馬が2-1でリードして迎えた後半、鳥取が食らい付く。右CKの場面で可児がクロスを上げると、ボックス内に飛び込んだのは井上黎。上手く足に当て、またしてもスコアは同点に。

▽それでも諦めない群馬は、81分に決定機を作り出す。左サイド高い位置の阿部がクロスを上げると、ファーで金城が反応。丁寧にボレーシュートを叩きつけ、再三の勝ち越し弾とする。

▽しかし、試合終了間際の91分に鳥取が右CKを獲得し、可児がクロスを供給。すると、井上黎がヘディングシュートを決め土壇場の同点弾とした。

▽結局、試合は3-3で終了。この結果、4位に下降した群馬の勝ち点は「48」となり、2位鹿児島(勝ち点51)との勝ち点差は「3」に。対する鳥取(勝ち点44)は、敗北を回避し昇格への望みを繋いだ。

▽また、今節終了時点で、引き続き7位のC大阪U-23までが自動昇格圏浮上の可能性を残している。

明治安田生命J3リーグ第31節 結果
▽11/11(日)
AC長野パルセイロ 2-1 ガンバ大阪U-23
SC相模原 1-0 藤枝MYFC
セレッソ大阪U-23 6-0 FC琉球
Y.S.C.C.横浜 2-3 グルージャ盛岡
ギラヴァンツ北九州 0-2 ブラウブリッツ秋田
カターレ富山 1-2 アスルクラロ沼津
ザスパクサツ群馬 3-3 ガイナーレ鳥取

▽11/10(土)
鹿児島ユナイテッドFC 2-1 FC東京U-23