インテルは11日、セリエA第12節でアタランタとのアウェイ戦に臨み、1-4で惨敗した。

▽前節ジェノア戦を5-0と圧勝してリーグ戦7連勝とした2位インテル(勝ち点25)は、5日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦ではイカルディの恩返し弾で1-1の引き分けに持ち込んだ。そのバルセロナ戦のスタメンから3選手を変更。ナインゴラン、デ・フライ、ヴルサリコに代えてガリアルディーニ、ミランダ、ダンブロージオを起用した。

▽3連勝中と好調な10位アタランタ(勝ち点15)に対し、立ち上がりから劣勢を強いられたインテルは、4分にピンチ。D・サパタのミドルシュートが枠を捉え、ここはGKハンダノビッチがファインセーブで凌ぐ。さらにルーズボールに詰めたハテボエルのゴール至近距離からのシュートもハンダノビッチが防いだ。

▽しかし、アタランタの勢いを止められず9分に先制される。イリチッチのパスを受けたボックス左のゴセンズに仕掛けられてクロスを上げられると、ファーサイドのハテボエルに押し込まれた。

▽その後も10分にダンブロージオのクリアボールがポストに直撃するなどひやりとさせられたインテルは、22分にもピンチ。D・サパタの左クロスからファーサイドでフリーのイリチッチが押し込むだけだったが、ミートできず救われた。

▽劣勢が続くインテルは31分にもCKの流れからゴセンズにボレーシュートを浴びると、36分にもD・サパタにボックス左から決定的なシュートを許してしまう。

▽さらに前半終盤の44分、浮き球パスに抜け出したボックス右のイリチッチにゴール至近距離からシュートを打たれるも、ここもGKハンダノビッチビッグセーブで凌いだ。続く45分にもトロイに再びゴール至近距離からボレーシュートを打たれたが、またも守護神ハンダノビッチビッグセーブで立ち塞がり、圧倒的劣勢を何とか1失点で凌ぎ、前半を終えた。

▽後半からヴェシーノに代えてボルハ・バレロを投入したインテルは、開始10秒にPKを獲得する。相手GKベリシャのキックミスをボックス内で拾ったポリターノがクロスを入れると、マンチーニのハンドを誘った。

▽このPKをイカルディが決めて試合を振り出しに戻したインテルがポゼッションを高める流れで後半は推移したが、63分に勝ち越される。

▽左サイドからのイリチッチのFKをマンチーニにヘッドで叩きこまれてしまう。失点を受けてポリターノに代えてケイタを投入したインテルだったが、アタランタに渡った流れを取り戻すことができずに時間が経過していく。

▽そして88分、左サイドからのイリチッチのFKをディムスティにヘッドで流し込まれ、万事休す。追加タイムにはブロゾビッチが2枚目のイエローカードを受けたインテルは、A・ゴメスにミドルシュートを叩きこまれて4失点惨敗。リーグ戦連勝が7でストップした。

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