マンチェスター・ユナイテッドレジェンドとして知られる元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチ氏が、現役時代に苦しめられた元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスについて語った。同氏が『beIN SPORTS』で語っている。

▽現役時代にサー・アレックス・ファーガソン監督率いるユナイテッドで元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏と共に鉄壁のセンターバックコンビを形成したヴィディッチ氏。

▽攻守両面で質の高いパフォーマンスを見せていたヴィディッチ氏だが、唯一苦手としていたのがリバプール戦と当時エースストライカーとして活躍していたトーレスとのマッチアップ。なんと同氏はプレミアリーグでのリバプール戦12試合のうち、4試合で退場を経験していた。

▽11日の“マンチェスター・ダービー”前に行われた『beIN SPORTS』のスタジオトークの中でリバプールに関する質問を受けた同氏はアンフィールドでの難しさと現サガン鳥栖FWについて語った。

マンチェスター・ユナイテッドプレーヤーにとってアンフィールドは最もプレーするのが難しい場所だった。相手のファンは自分たちのすぐ上に居て、ピッチとスタンドの近さも難しい要因だった」

あそこでのプレーを愛していたよ。なんせあそこで2度もレッドカードをもらったからね。個人的に楽しみ過ぎていたのかもしれない(笑)」

「私はリバプール戦で3度退場(実際は4度)を経験したが、トーレスに対してのプレーではなかった。確か、一度はシャビ・アロンソジェラード相手にいずれも2枚目のカードをもらっていたと思う」

トーレスはトッププレーヤーだった。恐らく、当時のプレミアリーグで最高のストライカーだったと思う。彼はユナイテッド相手にも幾つかのゴールを決めていたしね」

トーレスに関しては一度良いプレーができたが、ある時は酷いゲームもあった。それがプレミアリーグというもので、必ずしも毎週最高のプレーができるわけではない」

「ただ、それがプレミアリーグでの魅力でもあるし、ある試合ではドログバのようなパワフルな相手と戦い、その次にはトーレスアグエロのような相手と戦う」

「現役時代に多くの人が『あなたはもっとムキムキな人だと思っていた』と言ってきたよ。実際、私はそこまでムキムキに鍛えていなかったが、すべてのチャレンジに全力を注いでいた」

「その理由はドログバらと戦う一方、その次にはトーレスアグエロのような相手と戦うことを知っていたからなんだ。彼らのようなタイプに対応する必要があったから、あまりジムで多くの時間を過ごすことはなかった」

「ただ、重心が低いタイプのプレーヤー相手にはなかなかうまくプレーできなかった」

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