DMM GAMESが主催する「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」の日本公式リーグPUBG JAPAN SERIES」。2018年9月に正式リーグ化され,その最初のリーグ戦が「Season1」として開幕し,11月10日,1部リーグ(Grade1)後半戦(Phase2)の最終戦「DAY6」が開催された。


 PJSはPhase1とPhase2の前後半に分かれており,それぞれ3日間をかけて12試合を行う。Phase1とPhase2のそれぞれで順位がつけられ,Phase終了時には成績下位チームが2部リーグ(Grade2)へと降格,2部リーグの成績上位チームが1部リーグへと昇格する。
 Season1 Phase2の開幕時(関連記事),2019年に開催予定の「Season2」に関するルールの改定がアナウンスされ,Phase2終了時の昇格・降格は少し変則的なものとなっている。

 また,Season1のPhase1とPhase2の成績を合計した上位2チームが,2019年1月10日〜12日に中国・マカオで開催される,アジア地域大会「PUBG ASIA INVITATIONAL MACAO 2019」への参加権を獲得する。1位はPhase1覇者のSunSister Suicider'sが濃厚だが,2位に関してはCrest Gaming XanaduPENTAGRAM Revive,V3 FOX,DetonatioN Gaming Whiteが,ほぼ横並び。その出場枠がかかるDAY6の試合は,白熱の戦いが繰り広げられた。

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Grade1出場チーム
SunSister Suicider's(SSS
Rascal Jester(RJ)
Crest Gaming Xanadu(CGX)
DetonatioN Gaming White(DGW)
PENTAGRAM Acri(PGA)
PENTAGRAM Revive(PGR)
PNG Fairy(PNF)
SCARZ(SZ)
PNG ADELIAE(PNG
OracleNoxOcN
V3 FOX(V3F)
野良連合Grim Reaper(nGR)
Zoo Gaming / PenguinZoo
ROX Orcas Blue(ROX)

昇格チーム
AEGIS-ATHENS(AGA)
AEGIS-HESTIA(AGH)
ISG Albatross Bloom(IAB)
High Voltage(HV)
DetonatioN Gaming Black(DGB)
BLUE BEES Cresc.(BBc




ムービー(※4Gamerへジャンプします)


■ROUND9 - ミラマー(FPP)

 DAY6で最初のドン勝を獲得したのは,2度めのGrade1に挑戦しているISG Albatross Bloom。1度めの挑戦はβリーグのPhase2で,Grade1の壁に阻まれ,降格してしまったが,今回見事に返り咲き,Grade1で初めてのドン勝を手にした。
 IABのランドマークは中央やや東にある採掘場「Minas Generals」。ROUND9の飛行ルートは南東から北西の斜めで,直接降下可能範囲だ。最初の安全地帯は南東で,IABもギリギリ入るというスタートだ。


 終盤,IABが陣取っていた位置はかなり厳しい場所だったが,周りにいた他のチームを殲滅しつつ,なんとか安全地帯の中に入ることに成功する。最後に残ったのはAEGIS HESTIAのBrost選手と,IAB_Yuukun選手の2人。お互いの場所を把握できておらず,一瞬の油断が命取りとなる場面だ。
 最後のパルス収縮が始まる中,AGH_Brost選手がなるべく姿を隠せるように伏せて移動しているのに対し,中心付近を確保していたIAB_Yuukun選手が少しだけ有利だった。周囲の状況を冷静に確認し,AGH_Brost選手を発見。そのまま銃撃を浴びせ,勝利を収めた。



ISG Albatross Bloom
Revenge選手(YouTube
Melty選手(YouTube
NeLphs選手(Twitch
Yuukun選手(Twitch



■ROUND10 - エランゲル(FPP)

 DAY6の2戦め,ROUND10を制したのはSeason1でその強さを遺憾なく見せているSunSister Suicider'sだ。αリーグ Phase1から参戦しているチームの1つで,PJS通算で8回,Season1だけで6回のドン勝を獲得している。PJS最強チームの呼び声も高い。
 SSSランドマークマップ北側の町「Severny」。飛行ルートは北西から東と直接降下可能範囲だ。安全地帯マップ北東で,初めから安全地帯に入っている好スタートだ。


 一時は2人ダウンする場面もあったSSSだが,冷静に対応して乗り切り,4名で終盤戦を迎える。途中,AGHとの戦闘でSSS_gabha選手が討ち取られるが,その後は危なげなく1人ずつ敵を排除していき,勝利を手にした。
 今回のSSSは数チームが入り乱れる,大きな戦闘に遭遇してないということもあるが,一度崩れた状態でも冷静に対処し,立て直したことも勝因の1つだろう。高水準にまとまった戦闘力,長い時間をかけて醸成したチームメンバー同士の信頼,そして常に上を目指す姿勢は見ていて気持ちが良い。



SunSister Suicider's
Sabrac選手(Twitch
gabha選手(Twitch
CiNVe選手(Twitch
CrazySam選手(Twitch



■ROUND11 - ミラマー(TPP

 残すところあと2戦となるROUND11。ここでドン勝を取ったのはBLUE BEES cresc.だ。DAY4でもドン勝を取っていたが,その後の順位は低迷し,ROUND10終了時の総合順位は降格圏内である16位で,起死回生となる2度めのドン勝を手にした。
 BBcランドマークマップ西側の街「El Pozo」周辺。飛行ルートは北から南東で,直接降下がやや難しい。最初の安全地帯マップやや北東で,BBcランドマークであるEl Pozoは外れているが,比較的近く,安全地帯内に侵入しやすい位置となった。


 途中,ヒヤッとする場面もあったBBcだが,安全を見極めつつ建物から建物へ移動し,1人もかけることなく終盤を迎えることに成功する。
 BBc,PGR,PNGが入り乱れる戦いとなったが,人数で優位を取り,無理をしない立ち回りで1人ずつ討ち取っていき,勝利を得た。



BLUE BEES cresc.
Liavely選手(YouTube
machao-00選手(Twitch
sssat0選手(Twitch
razzly2tap選手(Twitch



■ROUND12 - エランゲル(TPP

 マカオ行きの切符と1部リーグ残留が決定する最終戦ROUND12。最後の最後で見せてくれたのはαリーグからの古参チームRascal Jesterだ。強豪といわれていたRJだが,Phase2では成績を大きく崩し,ROUND11終了時点で20位。残留するための最低条件は10キル以上取ってドン勝すること。他のチームの順位も影響する非常に困難な条件だったが,見事12キルでのドン勝を獲得し残留を決めた。

 RJのランドマークマップ南西の街「Novorepnoye」。飛行ルートは南から北で,ギリギリ直接降下可能範囲といったところだ。最初の安全地帯マップ中央やや北西といった感じで,RJにとっては可もなく不可もなくといった場所だろう。


 ことごとく安全地帯が外れたRJだが,そのたびに素早く移動し,新たなポジションを確保していく。やるしかないという状況がそうさせたのか,強気な行動も多く,敵がいるポジションを奪い取る場面もあった。
 最終盤はRJ,CGX,nGRの3チームが残ったが,これがRJに有利な状況を作り出した。CGXとnGRは建物で激突している間に,RJが完全に包囲したのである。最後のパルス収縮が始まり,建物から飛び出してきたCGXだったが,出口を完全に押さえていたRJが,討ち取り,壊滅させる。そのままRJはnGR_fiachanを討ち取り勝利した。



Rascal Jester
SeaKingJAWS選手(Twitch
Billon選手(Twitch
kendesu選手(Twitch
Maron選手(Twitch




 DAY6はPJS Season1のファイナルにふさわしい熱い試合の連続だった。CGX,V3F,DGW,PGRの熾烈な2位争いも混迷を極め,どのチームマカオ行きの切符を手にしてもおかしくなかったが,ROUND11時点でSeason1総合2位と一歩リードしていたCGXが,最終戦で他のチームを上回る3位という順位で死守した。V3Fも4位と追いすがったが,あと一歩届かなかった。


 しかしながらV3 FOXはPhase2の総合順位で初めての1位を獲得。キル数もリーグ2位の74キル(1位はSSSの75キル)と大躍進を遂げた。今回惜しくも海外大会への出場は逃したが,来たるSeason2での活躍に期待がかかる。


 そしてSeason1の総合優勝を果たしたSunSister Suicider's。DAY5で少し躓いたが,DAY6でいつも以上の強さを見せ,Phase2の2位まで浮上した。ROUND9でV3Fを壊滅させたSSS_CrazySam選手の姿は語り継がれることとなりそうだ。


 またGrade2から昇格し,1部リーグPhase2を3位という成績で終えたAEGIS-HESTIA。XhanZ1119選手,Brost選手と1部リーグ経験者もいるチームだが,新たなチームでここまで上り詰めたことを称賛したい。

 αリーグ,βリーグ,そして今回のSeason1と続いてきたPJSだが,徐々にリーグの歴史が作られていくのを感じる。強豪と呼ばれるチームが生まれつつ,古参と呼ばれるチームが降格する。次々と新しいチームが現れ,PaRという狭き門を越え,2部リーグを勝ち抜き,1部リーグへと挑む。日本のPUBGプレイヤーが目指す場所,憧れの場所となりつつあるのではないだろうか。

 Season1はDAY6で終了したが,2018年12月16日ベルサール東京日本橋にて,現地観戦可能でなおかつ選手と交流できる,イベントPUBG JAPAN SERIES WINTER INVITATIONAL 2018」が開催される。PJSグッズの販売や,PJS初となる賞金制大会も開催される予定だ。このイベントに関する詳細は続報を待ちたいところだ。

 また2019年に開催されるSeason2は国際的な基準に合わせて開催されることが発表されている。そしてPUBG Corp.から4月と7月に国際イベント,8月にオールスターゲーム,そして11月ワールドチャンピオンシップが開催されることも明らかになった。


 2019年1月10日〜12日に開催される「PUBG ASIA INVITATIONAL MACAO 2019」には日本からはSunSister Suicider'sとCrest Gaming Xanaduが出場する。両チームとも国際大会への出場経験がある強豪チームなので,期待は高まるところだ。


リンク「PUBG JAPAN SERIES」公式サイト
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「PUBG JAPAN SERIES Season1 Grade1」,最終日となるDAY6レポート。Phase2優勝はV3 FOX! SSSとCGXがマカオ行きの切符を手にする