ジャニーズJr.で結成3年目の6人組グループ「SixTONES」(ストーンズ)が注目を浴びている。彼らはYouTubeのアーティストプロモキャンペーンに起用され、東京都内の様々な駅に巨大なポスターが掲出。11月5日にはYouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」にて、本キャンペーン用に制作されたMV「JAPONICA STYLE」がアップされ、公開5日目で170万再生に達している。

 同ポスターには「ジャニーズをデジタルに放つ新世代。」とのコピーが踊り、これまで封印してきたネットへの本格進出をアピール。だがこのアピールが裏目に出ているというのだ。女性誌のライターが指摘する。

ジャニーズ事務所では3月21日に『ジャニーズJr.チャンネル』を開設しましたが、一般層にはまったく浸透していないのが現実。一般女性はほとんどジャニーズJr.に興味を持っていませんし、そもそも《SixTONES》と言われても『誰?新しい韓流!?』といった具合です。今回のポスターでも大きく《ジャニーズ》と書かれているので所属先は分かりますが、それがかえって『なんでこんな無名の子たちを使うんだろう?』という疑問を生む結果になっています」

 ともあれ今回のキャンペーンを通して、SixTONESの知名度が上がっていることは確実だろう。だが彼らが目立てば目立つほど、世間からはジャニーズ事務所の狙いとは異なる感想が聞こえてくるというのだ。女性誌のライターが続ける。

「今回のポスターを見た女性たちからは、『やっぱYouTubeだと、おっさんグループは使ってもらえないんだね』との声が続出しています。ジャニーズとしてはデジタルネイティブ世代の若いグループから先にネット進出させる戦略かもしれませんが、世間からはデジタル解禁しているかどうかが、若者グループとおっさんグループの違いに見えてしまうもの。既存のグループでは高齢化が進んでいますし、『デビュー済みのグループだともうネット進出は無理なのかな』と完全にオッサン扱いされている有様です」

 デジタル解禁をアピールするなら、むしろV6やTOKIOといった高年齢グループからにしたほうが良かったのかもしれない。

(白根麻子)

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