伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は11月9日、中国に進出する企業を対象に、パブリッククラウドを活用した中国国内でのシステム構築支援サービスを開始したと発表した。中国国内でのデータ保管義務を定めるサイバーセキュリティ―法に対応している。

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 サービスは、クラウドを使用した大規模なシステム構築で培ったノウハウをベースに、コンサルティングからクラウドを含めたシステム構築、アプリケーション開発、運用までをトータルで支援する。協力パートナーと連携し、中国での対応や中国語でのサポートのほか、WebサイトやECサイトの開設に必要な許可証「ICP登録/ICPライセンス」の申請や取得も手助けする。

 CTCは、市場が拡大する越境ECニーズに対応した中国国内でのWebサービスの開設とクラウド基盤の構築を含め、3年間で20社への提供を目指す方針。また、今回のサービス開始に伴い、阿里巴巴集団(アリババグループ)のクラウドサービス「アリババクラウド」の取り扱いも始めた。