ルシアルの代役として追加招集したラカゼットも離脱

 今年のロシアワールドカップ(W杯)を制して世界王者となったフランス代表が、負傷者続出の危機に襲われている。米スポーツ専門局「ESPN」などが、11月のインターナショナル・マッチウィークの活動からの大量離脱を報じた。

 まずは、マンチェスター・ユナイテッドから選ばれたMFポール・ポグバとFWアンソニー・マルシアルにアクシデントが起こった。現地時間12日にトレーニング施設であるクレール・フォンテーヌ入りしたものの、代表チームのドクターによるメディカルチェックの結果、両者ともに離脱が決定。イングランドに戻ることになった。さらに、マンチェスター・シティのDFバンジャマン・メンディも負傷離脱したことが明らかになっている。

 この結果、マルシアルの代役としてアーセナルのFWアレクサンダー・ラカゼットに追加招集の声がかかった。しかし、発表から数時間後にラカゼットはクラブのメディカル部門からストップがかかり離脱というドタバタ劇まで演じる結果になった。

 最終的に、ポグバの代わりにはトットナムからMFムサ・シソッコ、メンディの代わりはリヨンのDFフェルランド・メンディ、FWにはボルシアMGのFWアラサヌ・プレアが招集されることで落ち着いた。

 フランスはこの11月シリーズで16日にUEFAネーションズリーグオランダ戦、20日に国際親善試合ウルグアイ戦を控える。W杯王者のフランスを襲う負傷者続出の事態は、ディディエ・デシャン監督にとって頭の痛い問題になりそうだ。


Football ZONE web編集部)

W杯王者のフランス代表が負傷者続出の危機に襲われている【写真:Getty Images】