フランスの勝利で閉幕した2018サッカーワールドカップロシア大会。日本代表は戦いに負けた後も控え室を掃除し、日本人サポーターも試合後のスタジアムでごみ拾いを行い、日本人は民度が高く、マナーも良い国民性であると称賛された。

 一方、10月31日前後に渋谷などの繁華街で異常な盛り上がりを見せたハロウィーンでは街がごみだらけになり、その様子は中国でも報道された。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人の本性が暴露された」と主張する記事を掲載した。

 記事はまず、ワールドカップロシア大会の際に日本人が取った行動は、非常に高い民度を示すものであったのは事実であり、世界各国からの称賛を集めるものであったと紹介している。だが、10月31日前後に日本で盛り上がりを見せたハロウィーンの際に、東京の渋谷周辺では日本人たちは日ごろのストレスを発散させるために、様々な仮装をして街に繰り出していたと紹介。

 その際、街は大きな混乱状態になり、自動車が横転させられたり、どさくさにまぎれた痴漢行為などの事件も多発したことを指摘。さらに、人々が去った後の街には大量のごみが散乱していたことを紹介し、こうした騒動で見せた行動こそ日本人の「本性」なのだと主張した。

 多くの中国人は、日本の街は非常に清潔でごみ1つ落ちておらず、人々はマナーを守って生活しているというイメージを持っている。その日本の街がごみだらけになっている報道を目にしたら、「日本はどうなっているのだろうか」と疑問を抱くことだろう。ハロウィンの騒動は中国における日本人のイメージを大きく低下させてしまったようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

渋谷のハロウィン騒動、あれはまさに「日本人の本性」だ=中国メディア