2.5次元舞台で活躍する若手俳優をゲストに迎えて、毎回ここでしか聞けない本音トークを繰り広げる情報バラエティ「2.5次元ナビ!」。今回のゲストは、舞台「弱虫ペダル」の真波山岳役や、ミュージカルヘタリア」の日本役などで知られる植田圭輔だ。番組MCの平野良とは、歴史バラエティ「戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~」で出会い、プライベートでも親しくしているという。平野を「いいお兄ちゃん」だと語る植田の楽しい収録の模様をレポートする。

【写真を見る】共演作での思い出話で盛り上がる平野と植田

今までに何度も共演している2人。まずは出会ったころを振り返り、「戦国鍋TVライブツアー~武士ロックフェスティバル2013~」の打ち上げで起きた、今でも忘れられない2人の気になるエピソードや、ダブルキャストで同じ役を演じた「極上文學 第5弾『Kの昇天~或はKの溺死~』」の稽古中、平野の芝居に衝撃を受けた植田がやりづらく感じて困ったことなど、共演作での思い出話に花が咲いた。

デビューのきっかけについて話題が及ぶと、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストに選ばれた植田が、実は2回目の挑戦であったことを打ち明ける。さらに最終審査でガチガチに緊張しながらも藤井フミヤの「TRUE LOVE」を弾き語りしたことを話し、「では、12年経った『TRUE LOVE』を」と平野から無茶ぶりをされると、「なんでやねん」とすかさずツッコミを入れ、息の合ったやり取りをみせた。そして、これまで番組で何度も名前が挙がっている、脚本家・演出家 西田シャトナーの話題に。舞台「弱虫ペダル」でのダメ出しや、"シャトナー節"ともいうべき独特すぎる演出の話で盛り上がり、収録現場は笑いに包まれた。

また、植田がアニメとミュージカルで主演を務めた「王室教師ハイネ」の話では、アフレコのマイク前と劇場での演じ分けについてや、座る場所が分からなくて委縮してしまったというアフレコ現場で、共演した声優の蒼井翔太からアドバイスを受けたという裏話も飛び出した。さらに平野のリクエストで、植田がリップ音の実演をすることに。唇を使った方法ではうまく音が出せないと、舌を使った方法を披露するが、平野が「唇のパターンもいただいていいですか?」と追加リクエスト。植田が照れながらも実演する姿は見逃せない。

そして話題は、植田が舞台・アニメともに主演を務める「pet」へ。本作は、三宅乱丈の漫画を原作として、来年放送予定のアニメに先駆けて12月5日(水)より「舞台『pet』―壊れた水槽―」が上演される。他人の記憶を操作できる特殊能力を持つ人々を描いたSFヒューマンドラマと聞いて興味津々の平野は、自分が出演していないことを心底悔しがる。先に舞台をやるということで、植田は「アニメの役作りにも、舞台役者としてやってきたものを出したい」と力強く意気込みを語った。気心知れた仲の2人からは、さまざまなぶっちゃけトークが飛び出し、終始笑いがあふれる収録となった。

文=中島文華(ザテレビジョン

写真左から、平野良、植田圭輔