お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が11月12日、「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)に出演し、韓国のヒップホップグループ・防弾少年団(BTS)による“原爆Tシャツ”着用騒動について言及した。

 メンバーの1人であるジミンが、およそ1年前に原爆のキノコ雲がプリントされたシャツを着ていたことで波紋を呼び、9日の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)への出演も急遽キャンセルとなるなど、大きな問題に発展しているBTS。彼らと親交が深い斎藤はこの騒動について「なぜこういうことになってしまったのか、というのが僕もよく分からないし、これがまた音楽と政治みたいなのが一緒になってしまうのもすごくもったいないと思います」とコメント。というのも、斎藤の目には少なくともBTSメンバーは“人懐っこくて、日本語も上手で、日本好き”との印象で写っていたからだという。

「かなりセンシティブなテーマでもある原爆Tシャツ騒動についてのコメントではありますが、斎藤は親交の深いBTS側と、日本人の怒りの感情をバランスよく加味したような中立の立場を取りました。しかし、現在ネット上では“中立の立場”を取っていても非難の対象となり、徹底的に糾弾する断固とした姿勢が蔓延しています。しかも斎藤の場合は“仲の良さ”や“親交の深さ”が中立コメントの背景にあるようにも解釈され、『良い人間かはともかくとして間違った行動は間違っていると言わないといけないでしょう』『日本好きだとしてもダメ。擁護は不要』『全くナンセンス。知り合いだったら免罪符? ふざけるな。幼稚すぎ』との反論が続出。原爆Tシャツ騒動に関してはコメントの一語一句にまで世間からの注目が集まっており、擁護でもしようものなら一気に大炎上へと発展する勢いですよ」(テレビ誌ライター)

 このような問題に対し、どのように解析して、どのような感想を述べるのか。コメンテーターやパネリストにとっては一歩間違えば途端に好感度が急落することもあり得る至難の時だが、同時に、腕の見せ所でもあるのかもしれない。

(木村慎吾)

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