放ったらかしたまま究極に美味いカレーを作ってみた
材料の下ごしらえさえすれば、後は放ったらかしで料理を作ってくれる自動調理鍋『ホットクック』で究極のカレーを作ってみた。市販のルウは使わず、スパイスだけで作る本格派。とはいえ、『ホットクック』を使えば、材料と一緒にスパイスを入れて、モードを選ぶだけ。コツを覚える必要はなく、おまかせで極上カレーが出来上がる。今回はその中でも、特に美味しかった3品を紹介しよう。
【詳細】他の写真はこちら
シャープ
ヘルシオ ホットクック KN-HW24C
実勢価格:6万2170円
【SPEC】
容量:2.4L
本体サイズ(約):
幅39.5×奥行30.5×高さ24.9cm
重量:約6.5kg
消費電力:800W
設定温度(発酵):35〜90度
最大予約調理時間:15時間
コード長:約1.8m(マグネットプラグ方式)
付属品:蒸し板、保存専用ふた、メニュー集
ホットクックでのカレー作りは材料を入れてスイッチを押すだけ
ベストなタイミングでかき混ぜてくれる「まぜ技ユニット」。
下ごしらえをすませた材料とスパイスを入れる。塩分は控えめにしておき、出来上がってから調整する。
メニューから目的のカレーメニューを選ぶ。液晶パネルなので見やすい。
あとは待つだけで出来上がり。しっかり火が通ってトロトロに。
【激ウマカレーレシピその1】
子どもも喜ぶ濃厚なバターチキンカレー
◎材料(4人分)
鶏肉 600g
トマト缶 600g
生姜 1かけ
にんにく 2かけ
シナモンパウダー 大さじ2
クローブ 5個
ベイリーフ 4枚
カイエンペッパー 小さじ1(辛党の方は多めに)
ガラムマサラ 大さじ2
カレー粉 大さじ1(鶏肉漬け込み用)
黒胡椒 大さじ1
砂糖 大さじ1
塩 小さじ2
バター 60g
生クリーム 100cc
カシューナッツ 100g
◎作り方
1. まぜ技ユニットを本体にセットする。
2. 鶏肉は一口大に切り、ビニールに入れ、塩胡椒でもみこんでヨーグルトとカレー粉を入れて冷蔵庫に1時間以上入れておく。
3. にんにくとしょうがはすり下ろす。
4. カシューナッツはフードプロセッサーでしっとりするまで細かく砕く。フードプロセッサーがない場合はビニールに入れてよく棒で叩く。
5. カシューナッツに分量外の水を入れてペースト状にする。
6. 内鍋の材料を全材料を入れる。先にトマト缶を入れ、鶏肉や香辛料を入れる。
7. ホットクックの設定を行う。メニューを選ぶ→カテゴリーで探す→「カレー・シチュー」を選択→「チキンと野菜のカレー(無水カレー)」を選択→「スタート/決定」ボタンを押す。
「バターチキンカレー」のメニューはないので、「チキンと野菜のカレー(無水カレー)」を選択し、「スタート/決定」ボタンを押す。65分で出来上がった。調理を延長することもできる。
8. 出来上がったら塩味で調整する。まろやかさが欲しい場合は生クリームを追加。
カシューナッツを入れることでコクのあるバターチキンカレーに
スパイスのほかに、細かく砕いて水を加えてペースト状にしたカシューナッツペーストを入れるのがポイント。生クリームやバターでもコクが出るが、カシューナッツペーストを入れることで深みが増す。スパイスは好みによって増減してほしい。
【激ウマカレーレシピその2】
辛さとココナッツのまろやかさがたまらないタイ風グリーンカレー
◎材料(4人分)
鶏もも肉 200g
なす 2本(200g)
たけのこの水煮 100g
パプリカ 1個
グリーンカレーペースト(市販品) 40g
レモングラス 2〜3本
ドライバジル 大さじ1
牛乳 少量
鶏ガラスープの素 小さじ1
ココナッツミルク 400mL
ナンプラー 大さじ1と 1/2
砂糖 大さじ1と 1/2
◎作り方
1. まぜ技ユニットを本体にセットする。
2. 鶏肉はひと口大に切る。なすは長さを半分にして縦6等分に、たけのこは薄切り、パプリカは1.5cm幅に切る。
3. 内鍋に全材料を入れ、本体にセットする。
4. ホットクックの設定を行う。メニューを選ぶ→カテゴリーで探す→「カレー・シチュー」を選択→「グリーンカレー」を選択→「スタート/決定」ボタンを押す。
メニューから「グリーンカレー」を選ぶ。4人分で調理時間は20分。短時間でも材料にしっかり火が通っていた。あとは待つだけで、何もしなくてよい。
ココナッツの香りが最高!材料さえ揃えばプロの味
家庭でも専門店に引けを取らない複雑な味と香りのグリーンカレーが楽しめる。材料で外せないのはグリーンカレーペーストとナンプラー、ココナッツミルク。タケノコは入れなくても可。出来上がったら味見をして、辛い場合は牛乳で調整を。
【激ウマカレーレシピその3】
スパイシーな香りと食感が決め手 キーマカレー
◎材料(4人分)
牛豚合挽肉 500g
玉ネギ 2個
トマト 2個
にんじん 1/2本
プレーンヨーグルト 大さじ4杯
にんにく 2かけ
しょうが 2かけ
クミンパウダー 大さじ4
コリアンダーパウダー 大さじ2
チリパウダー 小さじ1(辛党の方は多めに)
ターメリックパウダー 大さじ1
塩 小さじ1
◎作り方
1. まぜ技ユニットを本体にセットする。
2. トマトと玉ネギは粗みじんにする。
3. にんにく、しょうが、にんじんはみじん切りにしておく。
4. 内鍋に全材料を入れ、本体にセットする。
5. ホットクックの設定を行う。メニューを選ぶ→カテゴリーで探す→「カレー・シチュー」を選択→「キーマカレー」を選択→「スタート/決定」ボタンを押す。
「キーマカレー」もメニューにあるので選択。調理時間は約20分。調理時間を延長できるので、様子を見ながら好みの固さに煮詰めてほしい。
6. 出来上がったら塩味で調整する。
挽肉とトマト、スパイスでさわやか ごはんとの相性が抜群
スパイスのバランスを変えるだけで味の印象が大きく変わるので色々試してほしい。辛党の方は、出来上がってからチリパウダーを加えて調整してほしい。なお、挽肉はあらかじめフライパンで炒めてから入れたほうが食感はなめらかになる。
【世界一美味しいカレーが食べたい】
パパもママも子どもも、そしておじいちゃんもおばあちゃんも、みんなカレーが大好きです! たぶんカレーが嫌いな人なんてこの世にいません(断言)。本誌スタッフも当然全員カレー好き。でも、うちは残念ながら食の雑誌ではないので、「このカレーが星3つ」とは決められません。なので、本誌スタッフ全員、自分にとっての世界一美味しいカレーを探しました。皆さん、ぜひこの特集を読んだ後、その舌で確かめてみてください。今回紹介する世界一美味しいカレーの数々を。
※『デジモノステーション』2018年12月号より抜粋。
text石井和美
photo下城英悟(GREEN HOUSE)
(d.365)
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