テレビ東京およびBSテレ東 で放送中のアート紹介番組「美の巨人たち」。ひとりの芸術家の一つの作品にスポットを当てて紹介する番組で、日本画がテーマの放送回も多いので、Japaaan読者の皆さんの中にも観ている人は多いかと思います。

そんな「美の巨人たち」の11月17日(土)の放送は、昭和の浮世絵「川瀬巴水(かわせはすい)」の作品が紹介されます。

川瀬巴水は大正時代〜昭和時代に活躍した浮世絵師で、「昭和の広重」とも評されるように、風景画をメインに作品を多く残しました。明治期からの浮世絵衰退に対して浮世絵復興を目指し、「新版画」という分野を確立した人物でもあります。

以前Japaaanではサンタクロース浮世絵を描いた絵師」としても紹介しました。

「美の巨人たち」で紹介されるのは大判の版画全20枚にわたり大正から昭和初期の東京を描いた連作「東京二十景」です。

瑞々しく生き生きと…町とそこに暮らす人々の喜怒哀楽が見えてくる巴水の版画。川瀬巴水の作品には浮世絵では使わない驚きの技法がつかわれているそうで、その技法にも迫る内容になる模様。未曽有の大災害、関東大震災から蘇ろうとする故郷“涙で滲んだ東京”に込めた巴水の願いはなんだったのか?

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川瀬巴水の100枚にも及ぶ作品集はiPhone、iPad、MacのiBooksアプリから無料で閲覧できますので、川瀬巴水の作品をじっくり観たことがない人はぜひダウンロードしてみてください。iPhone、iPad、Macではない人は国立国会図書館のデジタルコレクションからも閲覧できます。

「美の巨人たち」の川瀬巴水の回は2018年11月17日(土)22:00からテレビ東京で放送されます。BSテレ東では11月24日(土)18:00からの放送予定です。

 

美の巨人たち

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