Unit-e Technologiesは小型DOSゲームコンソール「PC Classic発表した。11月後半から12月のあいだにクラウドファンディング支援者を募り、2019年の春から夏に発売予定。価格は99ドル。本体色はオールドPC風の色と、少なくとももう一色が用意されるという。

 プロトタイプはすでに完成しており、公開されたトレイラーではid SoftwareDoomQuake II』Epic MegaGames(現Epic Games)の『Jill of the Jungleなどをプレイしている。収録ソフトは30本以上を予定。

 「PC Classic」は、ほかの多くのClassicコンソール同様に本体のデザインにも力が入れられており、上にブラウン管モニタを置きたくなるオールドPC風の筐体になっている。

 前面にふたつ、背面にひとつUSBポートがあり、まるでフロッピーディスクドライブのようなSDカードスロットもある。映像端子はHDMIだけでなく、コンポジット端子も持っている。ブラウン管モニタを利用すれば、さらにノスタルジックなグラフィックが楽しめそうだ。本体のほかにゲームパッドが付属し、マウスキーボードにも対応するが、Unit-e Technologiesも周辺機器として販売する予定となっている。

 なお、マルチプレイが可能かどうかに関してはいまのところ発表されていない。

(画像はYoutube | Introducing the PC Classic!より)
(画像はYoutube | Introducing the PC Classic!より)

 前述の通り、「PC Classic」は最初から少なくとも30本のゲームが付属し、別途購入も可能となる。ただし、現在はライセンス交渉中で、収録されるゲームのリストは未公開だ。交渉が進み次第リストが公開される。

 ライセンス交渉についてはUnit-e Technologiesは自信を持っており、以前アーケードとモバイル向けに制作したリズムゲーム『Neon FM』で、セガやナムコを含む150曲をライセンスした経験を紹介している。

(画像はYoutube | Introducing the PC Classic!より)
(画像はYoutube | Introducing the PC Classic!より)

 ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータから人気が沸騰し、「PlayStation Classicメガドライブ ミニ」といったものから「THE C64 Mini」など多様なプラットフォームのクラシックバージョンがリリースされている。「PC Classic」もそんなブームに乗った商品のひとつだ。

 「PC Classic」に関するニュースは公式サイトのメーリングリストに登録すれば常に最新のものが入るようになる。ゲームのリストやクラウドファンディングの開始を見逃したくない人は、まずはそちらに登録してみてはいかがだろうか。

文/古嶋 誉幸

PC Classic紹介ページ
ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros