岐阜県下呂市にある下呂温泉の紅葉が11月下旬頃まで見頃だ。

【写真を見る】境内・庭園特別拝観やミニコンサートも開催

飛騨川の流域に湧く下呂温泉は、徳川家康から四代の将軍に仕えた儒学者林羅山により、有馬温泉草津温泉と並ぶ「日本三名泉」のひとつと称された天下の名泉。一千年の昔、薬師如来が傷ついた一羽の白鷺に姿を変え、飛騨川で傷を癒し、源泉のありかを村人に知らせたとも伝えられている。また、温泉街の東、弘法山のなだらかな丘陵地には、世界遺産となった飛騨白川郷の合掌家屋を10棟ほど移築した合掌集落がある。

担当者は「173段の階段を登り、見上げれば瓦葺の境内や渡り廊下と重なって、枝を張ったモミジやカエデが美しい姿を見せます」と、情景を伝えてくれた。

白鷺伝説の薬師如来が祀られた温泉寺では毎年紅葉ライトアップが行われ、見事な紅葉が堪能できる。秋を満喫しに、下呂温泉に出かけよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

期間中は境内で足湯が楽しめる