電気工事の作業中に2階部分の足場から転落し、意識を失っていた男性(51)に心肺蘇生法を施し、命を救ったとして、兵庫県の公立中学の3年の男子生徒(14)が警察から表彰された。
ひとりの中学生の勇気のある、落ち着いた行動に、ネット上では称賛の声が相次いでいる。
■男子中学生が命を救う
「神戸新聞」によると、その出来事が起こったのは10月19日午後3時半頃。男子生徒が徒歩で帰宅していると、男性が頭から出血してあおむけに倒れているのを発見。この直前に、電気工事の作業をしていたのだが、2階部分の足場から転落していた。
これを見た男子生徒は「(心肺蘇生法が)分かるのでやります」と自ら申し出て、心臓マッサージや人工呼吸を繰り返した。幸いにも救急車到着時には男性は意識を取り戻しており、呼吸も安定していたという。
その後、男性は仕事を再開できるまでに回復した。
■「素晴らしい」と称賛相次ぐ
この報道に対し、女性向け匿名掲示板「ガールズちゃんねる」では、「素晴らしい」「えらい」「すごい」など称賛の声が相次ぐことに。
・素晴らしい!
・えらい、すごい、素晴らしい
・人工呼吸も!? 知識があったこともまたそれを即座に行動にうつした事も素晴らしいです
・凄いな。 自分なら習っててもパニクって出来ないかも
■「自慢の息子だね」との声も
また、「ご両親やご家族は鼻が高いだろうなぁ」と、そんな彼を育てた家族を称賛する声も。
・素晴らしい男の子だなぁ親御さんも自慢の息子さんだ
・親御さんも素晴らしい子に誇りだね
・ご両親やご家族は鼻が高いだろうなぁ
■「心臓マッサージ」できる人は1割未満
ちなみに、しらべぇ編集部が以前行った調査では、「目のまえで人が倒れたとき、心臓マッサージをできる自身がある」と答えたのはわずか9%台だった。
男子生徒は、この1割に該当していたと言えるだろう。
なお、心肺蘇生について「自分はできないかも」と不安な人は、こちらのページに内科医の解説が載っているので、あわせてチェックしてみてほしい。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1378名(有効回答数)
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