国際Aマッチウイークのインターバルを利用し、16日にシュポルトフロインデ・ロッテ(3部)とのテストマッチを行うドルトムント。MF香川真司の出場も有力視されているが、ドイツ誌『kicker』日本語版が同選手の今後について展望を伝えている。

 香川は国際Aマッチウイークに突入した今週はじめ、バルセロナの浜辺でランニングを行う様子を自身のSNSにて伝えた。日本代表の森保一監督から招集されず、欧州に残ってトレーニングを積むこととなった。

 香川は現在、ドルトムントにて出場機会を得られていない。ブンデスリーガでは第11節終了時点で2試合出場(先発は1試合のみ)で、出場時間は102分にとどまっている。

 ドルトムントで通算148試合に出場して41得点36アシストと、輝かしい成績を残してきた香川だが、今シーズンでは本職とするトップ下をドイツ代表FWマルコ・ロイスが務めて大車輪の活躍を見せている。2番手には同MFマリオ・ゲッツェが控えており、香川は観客席から戦況を見守るしかない状況となった。ウイングプレーする場合には、香川はスピード面が不足している。

 以上を踏まえて同誌は、香川の今後について「6年半過ごしたチームと、今冬にも道を分かつことが残された唯一の道だ」と指摘。今夏の移籍も検討していた同選手だが、来年1月の移籍市場で新天地を求めることが必要だと記している。

今季は出場機会に恵まれていない香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images