JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)が国から委託を受けて管理している志布志国家石油備蓄基地(鹿児島県肝属(きもつき)郡東串良町および肝付町、以下「志布志基地」)において、11月10日(土)、「平成30年鹿児島県石油コンビナート等総合防災訓練志布志地区)」が実施されました。
 本訓練は、石油コンビナート等災害防止法に基づき、「午前9時00分、種子島沖を震源域とする震度6強の地震が発生、同時に大津波警報発表、基地内人員はすべて指定避難場所に避難。大津波警報解除後、原油タンクの配管付近から原油の漏洩を発見。防油堤内の漏油に何らかの原因で着火し火災が発生」との想定で実施されました。

 訓練は鹿児島県をはじめ地元自治体、警察、消防署等の防災関係者総勢116名と、13台の消防車両等が参加し、漏油対応の初期活動としてのガス検知訓練、簡易油回収装置の設置訓練、防油堤内の火災防止のための泡放射(泡シール)訓練等が行われ、防油堤内の火災を想定した大型化学高所放水車、甲種普通化学消防車および応援に駆けつけた大容量送水車(ドラゴンハイパー・コマンドユニット)等からの一斉放水訓練を実施しました。

 最後に、「パトロール中の7名が安否不明である」という想定を追加し、ドローンを使用した安否不明者の捜索を実施しました。このドローンにて高所から撮影した映像は、本訓練に引き続き実施された「平成30年緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練・緊急消防援助隊石油コンビナート対応訓練」の緊急消防援助隊指揮者に報告され、これをもって、本訓練は無事終了しました。

志布志国家石油備蓄基地の概要】
 志布志基地は、平成5年12月に完成。鹿児島県志布志湾内に位置しており、良好な港湾条件に恵まれています。
また、日南海岸国定公園の一部であるため、周囲の景観を損なわず、美しい自然環境との調和を図るため、出島方式をとり、景観への配慮とともに万全な環境保全対策が講じられています。現在約418万キロリットルの原油が保管されています。

志布志国家石油備蓄基地(JOGMECウェブサイト)
http://www.jogmec.go.jp/about/domestic_007-05.html

自衛消防隊結団式
ガス検知訓練
初期消火訓練
初動訓練(泡シール)
一斉放水訓練 (自衛消防・公設消防ドラゴンハイパーによる一斉放水)
ドローンによる捜索
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000285.html?mid=pr_181115

配信元企業:JOGMEC

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