日本サッカー協会(JFA)は15日、翌日に控えるキリンチャンレンジカップ2018ベネズエラ代表戦に向けた記者会見を行った。

▽登壇した日本代表の森保一監督はいくつかの質問に答える中で、個の良さだけでなくチームとして対応力を持って、連係や連動を深めていくことが大切だと主張した。

森保一監督(日本代表)
──ベネズエラの印象と対策、どんなメンバーで臨むのか

「(ラファエル・ドゥダメル)監督はアンダー世代の監督も経験しているので、非常に戦術の浸透がされているチームだと思っています。個の力もありますし、何よりも規律がとれていてチームとして戦うことが出来る相手だと思っています」

「我々の明日のベネズエラ代表とキルギス代表とのキリンチャンレンジカップ2試合において、一人でも多くの選手にプレーしてもらうという考えを持ってやっていきたいです。ベネズエラ戦ではウルグアイ代表戦のメンバーをベースにして戦っていきたいと思います」

──3バックは試す予定は

「はっきりとした形で3バックを使うことはないです。スタートの地点でこれまでの4バックでいこうと思っていますけど、私の中で3バックと4バックに戦い方の違いがあるとは捉えてなくて、選手たちも状況に応じて3バックは自然とやってくれているので、そういう状況になればやっていくということで考えています」

──これまでの合宿でも攻守の手応えや明日の試合で試したいことは

「今回のキャンプでは選手たちが9月、10月の結果を踏まえて緩むことなくこれまでやってきたことをベースにしながらさらに上を目指して成長しようとする姿勢を見せてくれたと思っています」

「明日の試合は個の良さを出すということと、チームでの戦いを向上させていくことを選手たちにはトライしてほしいなと思っています」

──南野選手、堂安選手、中島選手について

「彼らは思い切ってプレーしてくれて個の良さを出していますし、連係・連動のコンビネーションやチームとしての戦い方も考えてくれていると見てます。若いアタッカーをベテランの選手がサポートして良いところを引き出そうとしてくれているので、これを続けてやってほしいなと思います」

アグレッシブプレーすることは非常に大切ですけど、試合の流れの中では相手を揺さぶったりとか落ち着いて戦うとか、緩急を持ちながら、選択肢を持ちながらやっていくことも大切だと思いますので、相手が嫌がる攻撃をしてもらえたらと思っています」

▽日本代表vsベネズエラ代表は、16日19時30分にキックオフ予定となっている。

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