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高橋ツトムが、野村周平主演の映画「WALKING MAN」の企画プロデュースを担当する。

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本日11月16日に製作が発表された「WALKING MAN」は、ラッパーのANARCHYが監督に初挑戦し、梶原阿貴が脚本を手がけるオリジナル作品。「慣習にとらわれず、今までになかった『リアルな現実、ヒップホップ、ラップ』を題材にした、現代の若者達の心を突き動かす現代の若者達の心を突き動かす物が作りたい」と思い立ったANARCHYが、かねてより交流のあった高橋に相談したことが本作の始まりだったという。

野村が演じるのは、極貧の母子家庭で育ち、幼い頃から吃音症で人付き合いが苦手な青年。気弱で心優しい彼は事故で重症を負った母を抱え、思春期の妹も放っておけず、不用品回収のアルバイトで生計を立てている。そんな青年がラップと出会い、最底辺の生活から抜け出すべく、バカにされながらも奮闘し成長を遂げていくさまが映画では描かれる。

ANARCHYと普段から親しくしているという野村は、「僕はラップをやったことはありませんが、ヒップホップが好きなのでいつかやってみたいなと思っていました。しっかりやらないとANARCHYさんに怒られるので、精一杯努力します」とコメント。本作に自身の実体験も織り交ぜたANARCHYは「この映画を通して若者達が一歩踏み出す勇気が持てる映画にしたいです」と述べた。なお映画は11月20日クランクインし、2019年に公開される予定だ。

野村周平コメント

普段から親しくさせていただいているANARCHYさんの初監督作品に出演させていただけることはとても光栄です。僕はラップをやったことはありませんが、ヒップホップが好きなのでいつかやってみたいなと思っていました。しっかりやらないとANARCHYさんに怒られるので、精一杯努力します。よろしくお願いします。

ANARCHY(アナーキー)コメント

僕はラッパーです。25歳の頃から描いていた夢の一つが、35歳になったら映画を撮る事でした。
僕はミュージシャンですが、映画は目で見て耳で聴く、究極のアートだと思っています。
いきなり素人が映画監督?そう思う人は沢山いると思います。ただ自分の感覚だけを信じて今までやってきました。
慣習にとらわれず、今までになかった「リアルな現実、ヒップホップ、ラップ」を題材にした、現代の若者達の心を突き動かす物が作りたいと思い、まず漫画家の高橋ツトム先生に相談したのが始まりです。僕が表現したい事をギッシリつめるのに2年間かかりました。そして最高の本ができ、最高のキャスト・スタッフが集まってくれたと思ってます。
主演は野村周平君にオファーしました。この映画ではリアルなストリート感を表現したく、演じるだけではできない、元々彼の中にあるものを引き出せば良いものが撮れると確信しています。
主人公のアトムは若くして父親を亡くし、母と妹の三人で暮らし、けして裕福ではない普通の家族の普通の男の子です。
上手に話すこともできない内気な1人の少年が劇中で一台のウォークマンと出会い、何かが変わっていく、人生の葛藤を描いた青春ストーリーです。この映画を通して若者達が一歩踏み出す勇気が持てる映画にしたいです。
多くの人達が心にしまっている言葉
「ありがとう」「愛してる
口から出して伝えたくなるような作品になると思っています。

※高橋ツトムの高は、はしご高が正式表記。

映画「WALKING MAN」

2019年公開予定

(c)2019 映画「WALKING MAN」製作委員会

野村周平