工藤綾乃(画像はフジテレビ公式Twitterスクリーンショット

米倉涼子上戸彩といった人気女優を輩出してきた『国民的美少女コンテスト』で、2009年にグランプリとモデル部門賞を史上初ダブル受賞し芸能界デビューした工藤綾乃(22)が、15日深夜放送『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に出演。

13歳でデビュー後、現在は女優業をメインに活躍する彼女が「酒浸りの私生活」を告白。マツコ・デラックス(45)も思わず苦言を呈した。

 

■肩書きと現実のギャップ

グランプリ獲得、芸能界デビューはありがたかったものの、「国民的美少女の肩書きがストレス」と悩む工藤。仕事のたびにその肩書きが先行する現状で、「自分の実力が肩書きに追いついていない」ことにストレスを覚えると語る。

さらに工藤は、「自分はもともと清楚ではない」ため、国民的美少女のイメージと現実のギャップに疲れていると本音を漏らす。

「チャンスを与えてもらったのにそのチャンスを活かせなかった」、これまでの芸能活動の後悔を吐露し、そのストレスを「酒」にぶつける日々を送っていると明かした。

 

■ハッピーアワーを探す日々

休日には家で飲酒したり「ハッピーアワー」を探して街に繰り出すという工藤。800円で飲み放題の居酒屋ウーロンハイを呑みながら、過去と現況を振り返る。

13歳でグランプリになり天狗になった工藤だが、その後は仕事が減りお酒に逃げるように。2時間で12杯を飲み干した彼女は「その日を何事もなかったかのように終わらせてくれる相手」と酒について熱弁。

1人カラオケでの選曲は中森明菜山口百恵長渕剛の『とんぼ』を熱唱しながら涙を流す姿にマツコは苦笑いを浮かべるばかりだった。

■マツコの発言で号泣

「寂しいんですよね。大学の友達も忙しくて…」と酒におぼれる理由を語る工藤に、マツコは「わかりました。あなたは女優として生きていく覚悟が出来てないわ」と持論を展開していく。

「友達と会えない寂しい、とは次元の違う『女優として成功してやる』ってのがあれば(心構えが)変わると思う。米倉さんや上戸さんは己が女優として大成することを最優先に生きてきた」

 

このマツコの指摘が胸に刺さった工藤は号泣。同時に女優として悩む遠野なぎこ(38)にも響いたようで、「女優に命かけてたけどバラエティに出るようになって仕事がなくなった」と涙をこぼした。

 

■視聴者からは好評

女優業に悩み、寂しさから酒におぼれた工藤だが、その素顔に視聴者からは応援の声があがっていた。

 

■マツコの指摘に共感

また、マツコが指摘した言葉が視聴者の共感を呼んでいる。

自分の生きる道や仕事に「全てを懸ける覚悟を持つ」のは簡単なようで難しい。マツコの言葉が工藤に響いたのは、どこかで持っていた甘えを見抜かれたからだろう。

最近は「テレ東のプロデューサーと仲良くさせて頂いている」と、仕事が充実してきたことも明かした工藤。酒におぼれる姿も魅力的だったとはいえ、女優として輝く姿を今後はますます見せてくれるに違いない。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

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