中国メディア・東方網は15日、世界で治安が良い国トップ10ランキングを紹介する記事を掲載した。日本も中国もランキングに入っているが、いずれも1位ではなかった。では両国は何位で、栄えある1位はどこの国だったのだろうか。

 第10位から第6位は、下からカナダスウェーデンニュージーランドアイスランドノルウェーの順となっている。カナダはテロ活動の少なさ、スウェーデンは交通ルールを守る意識の高さ、ニュージーランドは各種族どうしがうまくやっていることと刑事司法制度が厳しいこと、アイスランドは債務危機からの回復とともに治安状況も改善しつつあること、ノルウェーは社会福祉制度が充実し、市民の順法意識が高いことがポイントのようだ。

 第5位はドイツ。記事は「経済が発展し、雇用の機会も充実しており、人びとの生活が安定している。10万人あたりの殺人事件発生率は1.0前後となっている」とした。そして、第4位にランクインしたのが中国だ。「世界で人口が最も多い国だが、10万人あたりの殺人事件発生率は0.8程度と多くの先進国よりも低くなっている」と説明した。

 第3位はデンマーク。欧州の国の多さが目立つ。かつては重大な犯罪やテロ活動などの問題が深刻化していたが、努力により治安は世界のトップクラスにまで改善していると紹介した。2位は日本で、暴力犯罪に対して厳しい法律があるため、犯罪率自体が非常に低く10万人あたりの殺人事件発生率は0.3となっているとしたほか、毎年多くの外国人観光客が訪れており、その安全性の高さが認知されていると伝えた。

 そして、第1位に輝いたのは、シンガポールだ。記事は「世界で最も安全に生活できる国だ。シンガポールは法治国家で、各種の法律がかなり充実している。犯罪率も非常に低く、10万人あたりの殺人事件発生率は世界最低クラスだ」と説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

世界の治安がいい国ランキング、1位は日本でも中国でもないアジアの国だった!=中国メディア