11月16日(金)に、金曜プレミアム「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車37 猫を抱いた死体」(夜7:57-9:55フジテレビ系)が放送される。

明子はモモの亡きがらに何か引っかかる…

本作は、“サスペンスの女王”片平なぎさが主演を務め、1992年の放送開始から根強い人気を誇る「赤い霊柩車」シリーズの第37弾。今回は、“親子の絆”と“祇園のおきて”をテーマに、京都・祇園を舞台とした愛憎劇を繰り広げる。

片平演じる明子のフィアンセ・春彦役の神田正輝をはじめ、狩矢警部役の若林豪、石原葬儀社の社員役である大村崑、山村紅葉といったおなじみのメンバーが登場。さらに、祇園の置屋「志村」の女将役として江波杏子さん、「志村」の芸子役として佐藤仁美、映美くららが脇を固める。

明子と春彦は、祇園を散策中に喫茶店の爽やかな店主・道夫(宮下裕治)と出会う。道夫は、猫のモモを家族のようにかわいがっていた。しかし後日、明子のもとに道夫が転落死したと連絡が入る。道夫の胸には、モモの亡きがらが抱かれており…。

■ 片平なぎさ神田正輝コメント

――今回の台本を読まれての率直なご感想は?

神田:普段はあまり表に出ることのない祇園の中の話で、台本を読み始めたとき、どのような展開になっていくのか!? 私自身楽しみながら読むことができました。

片平:祇園の花街を舞台にした、秘密めいた親子の物語に、2年半ぶりとなる「赤い霊柩車」にふさわしい京都ならではの作品になりそう、と楽しみでした。

――明子さんが元気を取り戻す“金平糖”。片平さん、神田さんにも、この“金平糖”のような、落ち込んだときに、手にしたり口にすることで元気になるものはありますか?

神田:落ち込むということが基本的にありませんね(笑)。何かあってもいつも通り普通に過ごすことが一番じゃないでしょうか?

片平:実は金平糖は、私にとっても思い出の味なんです。デビューの時、昭和50年の春、初めての映画「青い山脈」クランクアップの日、川崎義祐監督が「よく頑張りましたね」と言って、ご褒美にくれたのが金平糖でした。

――本作の中で描かれている「親が子を思い、子も親を思う」ということ。この時代にぜひ多くの視聴者に伝えたいメッセージでもあります。片平さん、神田さんの中で、同じような思いはありますか?

神田:昔から現在に至るまで、親子関係の本筋は変わっていないと思いますが、当然私が育ってきた時代と今の時代は、環境など大きく変化しているでしょう。子供には時代に合わせて自分の足で育って欲しい。親は必要な時だけいればいいんじゃないかな

片平:まだ小学生の頃、共働きだった母が毎日お弁当を作ってくれたこと…。仕事をする立場になって、それがどれほど大変で、子供たちのために何も言わず頑張ってくれていたかということに気付かされました。そして、自分も寂しい気持ちをグッとこらえて、明るい子でいようと努力していたなぁと懐かしく思い出したりします。

――「赤い霊柩車」シリーズ、新作を心待ちにされていた方に向けて、最後にメッセージ&見どころをお願いします!

神田:皆様のおかげをもちまして、37作品目と、非常に長く愛されているシリーズです。「赤い霊柩車」という、いつ見ても変わらないカラーがこの番組の面白いところだと思いますね。今回もぜひ、ご覧ください。

片平:お待たせ致しました。2年半ぶりの「赤い霊柩車」です。見どころは、祇園に生きる女の…!? 江波杏子さん演じる祇園の女、凛として格好いいお姿がとても印象的です。ぜひご覧くださいませ。(ザテレビジョン

「赤い霊柩車」シリーズ第37弾が放送!祇園のおきてとは!?