今季出場機会が減少の20歳の新鋭、チェルシーやリバプールが熱視線
ドルトムントに所属するアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチが、今後に関し「ウィンターブレイク中に考える」とコメントしたことが分かった。同選手を巡っては、イングランドの複数クラブが関心を示しているとされ、ドイツメディア「sport.de」は来夏に退団する可能性を報じている。
昨季ブンデスリーガ32試合に出場し、4ゴール8アシストと期待に応えてきたプリシッチだが、今季はルシアン・ファブレ監督の下、故障もあって出場機会が減少。ブンデスリーガ11試合中、7試合に出場しているものの、フルで戦ったのはわずか2試合となっている。起用されればポテンシャルの高さを見せている同選手だが、プレー時間が少ないこともあり、ここまで1ゴール2アシストとなっている。
20歳のプリシッチはドルトムントと2020年まで契約を結んでいるが、これまでのところ契約延長には至っていない様子。チェルシー、リバプール、トットナムといったプレミアリーグの強豪が同選手について探りを入れたとも報じられているが、英紙「ガーディアン」によれば、なかでもチェルシーが獲得に関心を抱いているという。
こうしたなか、同選手は「イングランドとプレミアリーグは、多くのサッカー選手が子どもの頃から夢見る場所だ。僕だっていつかあそこでプレーしたいと当然考えるよ」と、イングランド移籍もオプションの一つだと示唆した。
プリシッチは「僕らは今ドルトムントで素晴らしい年を過ごしており、僕はどの瞬間も楽しんでいる」としながらも、「時が熟したら、ウィンターブレイクのどこかで、将来については話をする」と意味深なコメント。自分に関する噂については読んでいるとしながらも、「そういうことからは距離を置いている。そういうことは僕にとって優先事項じゃない」と語った。
プリシッチが契約を延長しないとなれば、ドルトムントは同選手を来夏にも売る可能性がある。「sport.de」はその場合、同クラブが3000万ユーロ(約38億円)をはるかに上回る移籍金を手にすることができると伝えている。
(Football ZONE web編集部)
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