UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ1、オランダ代表vsフランス代表が16日に行われ、2-0でオランダが快勝した。

▽先月行われたUNL2戦目のドイツ代表戦を3-0と快勝して1勝1敗とした2位オランダ(勝ち点3)は、勝利すれば準決勝進出の望みがつながる中、ファン・ダイクやワイナルドゥム、デパイといった主力がスタメンとなった。

▽一方、先月のUNL3戦目のドイツ代表戦を2-1で勝利した首位フランス(勝ち点7)は、引き分け以上で首位が確定する。そのフランスポグバやユムティティ、メンディにマルシャルといった主力が負傷で招集できなかった中、ムバッペグリーズマンカンテヴァランらがスタメンとなった。

▽共に[4-3-3]を採用した一戦。オランダはGKにシレッセン、4バックは右からダムフリース、デ・リフトファン・ダイク、ブリント、中盤アンカーにF・デ・ヨング、インサイドにワイナルドゥムとデ・ルーン、3トップは右からベルグヴィン、デパイ、バベルと並べた。

▽対するフランスはGKにロリス、4バックは右からパヴァール、ヴァラン、キンペンベ、ディーニュ、中盤アンカーにエンゾンジ、インサイドにカンテとマテュイディ、3トップは右からグリーズマン、ジルー、ムバッペと並べた。

▽まずは開始2分、オランダがチャンスを迎える。デパイがボックス右に抜け出した流れからワイナルドゥムが決定的なシュートを浴びせたが、GKロリスの守備範囲に飛んだ。

▽その後も敵陣でボールを保持するオランダは13分、デパイがGKロリスを強襲するシュートを浴びせ、フランスを押し込んでいく。

▽一方、守勢に回るフランスは28分、FKの流れからボックス手前右のパヴァールが強烈なミドルシュートを浴びせ、オランダを牽制。

▽ここからフランスがポゼッションを高める流れとなったが、前半終盤の44分に先制したのはオランダ。エンゾンジのヘディングでのクリアが後方に逸れてボックス右のバベルがGKロリスを強襲するシュートを浴びせると、ルーズボールをワイナルドゥムが押し込んだ。

▽1点をリードして迎えた後半、オランダが攻勢に出る流れとなると、60分にCKからファン・ダイクが際どいヘディングシュートを浴びせた。さらに62分、ダンフリースのヘディングシュートでGKロリスを強襲。

▽流れの悪いフランスは65分に2枚代えを敢行する。ジルーとマテュイディに代えてデンベレとムサ・シソコを投入した。

▽しかし、前がかるフランスに対してオランダは73分にデパイが直接FKでGKロリスを強襲すれば、続く74分にもデパイがボックス左からドリブルシュートを放ち、フランスを圧倒していく。そして試合終了間際の追加タイム5分、ボックス内のF・デ・ヨングがムサ・シソコに倒されてPKを獲得。これをデパイが決めて世界王者フランスに快勝し、逆転での準決勝進出に望みを繋いだ。

オランダは19日にリーグBへの降格が決まったドイツとアウェイで対戦する。

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