ECUチューンを軸にM4のポテンシャルを引き上げる!

コーナリングマシンが見せる驚異の操作性

BMWのなかでも中核を担う4シリーズ。サーキットで鍛え上げられ、高いポテンシャルを備えたハイパフォーマンスモデル「M4」をさらにレベルアップさせてきたのが、タイムアタックシーンで国産チューンドと真っ向勝負を繰り広げいている京都のBMWトップチューナーアシスト」だ。パワフルなM4を、さらに攻撃的で抜群な操作性を備えたコーナリングマシンへと変身させた。

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ベースエンジンのS55が450psであるのに対し、吸排気とbm3のECUで緻密にセットアップすることによりハイレスポンスを手に入れ、最高出力は495psまでアップ。直列6気筒ツインターボの滑らかな吹け上がりとパワフルな加速力も手に入れた。

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このパワーを無駄なくタイヤに伝えるためにゴムブッシュをピロボール化し、クァンタムベースのオリジナルサスを装着。フロントロワアームをオリジナルに変更することで、コーナリング時のグリップ力も最大限引き出す。

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駆動系にも手が入る。LSDをOS技研の機械式にすることで、トラクション性能とアクセルに対する追従性をアップさせているのだ。これらをトータルにリンクさせることで、峠でもサーキットでもドライバーが意のままに操って楽しめるマシンへと変貌させることができるというわけだ。

取材協力:アシスト京都

スペック

■エンジン:S55(495ps) DME bm3コンピュータセッティング/アシストラプター ダウンパイプエキゾーストシステム/グループM ラムエアーシステム/オカダプロジェクト プラズマダイレクト

ドライブトレイン:OS技研 スーパーロックLSD(オリジナルVer.)

■サスペンションアシスト クァンタムTC-3R(F14kg/mm R30kg/mm)/アシストラプター フロントロワアーム、ピロマウントセット

ブレーキ:エンドレス モノブロック6ポッドキャリパー+390mmローター(F)、モノブロック4ポッドキャリパー+380mmローター(R)

■ホイール:ボルクレーシングZE40オリジナルVer.(11J×18)

■タイヤアドバンA052(295/35-18)

■インテリア:レカロ プロレーサーRMS/AIM ロガーシステム

■エクステリアアシストラプター フロントスポイラーアンダーパネル、片側70mmワイドボディ(ワンオフ)/ボルテックス リヤウイング

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吸気系をグループMのカーボンラムエアーシステムに変更し、オリジナルのラプターダウンパイプ&エキゾーストに交換することで吸排気効率をアップ。DMEのbm3のECUセッティングで495psを発生させる。

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サスペンションアシストオリジナル。クァンタムT3-CRをベースに減衰力特性を変更することで、F14kg/mm、R30kg/mmのスプリングを組み合わせて路面に張り付くような追従性を備える。ブレーキはエンドレスのモノブロックキャリパー。コンディションの悪い路面でも操作性は高い。

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ベースからスポーティな雰囲気を持つ室内にはレカロのプロレーサーRMSをドライビングシートにセット。AIMのロガーシステムを追加することで走りやエンジンからの情報をロギングすることも可能。

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アシスト 森さん

「電子制御の塊でもあるM4は、素材として出来がよく乗りやすいですが、人間の感覚とズレている部分もあります。電子デフは機械式にすることで、アクセルに対する遅れがなくなって操作性がさらにアップするんですよ」

web option編集部

【ASSIST-BMW M4】国産と同じ土俵で戦い続けるBMWトップチューナーの意地!(http://clicccar.com/2018/11/17/651688/)