食パンコッペパンなど次々にヒット商品が登場し、パン屋さんの前にはオープン前から列をなす人々の姿が見受けられ空前のパンブームが到来中。そんな熱狂的なブームを牽引するひとつともなっているのが各地で開催されるパンイベント。東武百貨店池袋店では3回目となる『IKEBUKUROパン祭』が開催中で、連日、パン好きのお客さんで賑わいを見せている。そんな気になる話題のパンや、行列の絶えない人気ベーカリーなど、パンマニア・片山智香子氏が厳選した名店約75店が集結した「パン祭」に潜入取材。編集部が気になったパンを一挙ご紹介したい。

まずは、オープン直後から長い列が出来ていたのが、仙台に店を構える『KIKUCHIYA BAKERY&CAFÉ』。こちらで大人気なのが、「スイカパン」で、その名の通り、スイカのようなビジュアルが目を引き、いくつかまとめて購入する人も。食パンで言う耳の部分が緑色で、中は赤いイチゴ味の生地に種のようなチョコチップが使われていて、とってもユニーク。黄色い「クリームスイカパン」は、レモンピールを配合した生地になっていて爽やかな風味。どちらもトーストし、バターではなくハチミツや生クリームを合わせるのが、オススメの食べ方なのだとか。三角形カットすれば、本物のスイカにしか見えない!

そして、もうひとつおもしろい見た目なのが「チョコバナナパン」で、味も見た目もお祭りで見かけるチョコバナナにそっくり。バナナジャムが入ったバナナ味の生地の上に、チョコレートがたっぷりかけられ割り箸に刺さっている。インスタ映えのするおもしろいパンをお探しなら迷わずこちらへ。

福岡県博多駅に店を構えるイタリアナポリ伝統のドルチェ「スフォリアテッラ」の専門店『オスピターレ』にも行列が。メディアで取り上げられたのをきっかけに話題となっている「スフォリアテッラ」は、アマルフィ地方の修道院が発祥と言われ、貝殻のような形をしており、パイ生地にバターを一切使用していないため「サクサクッ!」ではなく「バリッバリ!」とした堅い食感なのが一番の特徴。今回購入したのは、女性に大人気という「シチリアレモン」と「ピスタチオ」、秋冬限定商品「マロン」の3品。期間限定の「マロン」には、熊本県産和栗がまるまる1個入っているという贅沢な一品。大きさは小ぶりだが、食べ応え十分。一度食べたらバリッバリの食感がクセになると書いてあったが、確かにやみつきになりそう。通信販売では3ヶ月~半年待ちらしいので、並んででも手に入れる価値はあり。

全国各地のベーカリーが集まる中、今、気になる注目エリアとして北海道から数店舗が出店。初出店となる『コッぺんどっと』は、北海道木古内町にあるコッペパン専門店で、ほんのり甘いふわふわパンが特徴。中でも「プレミアムみそぎの塩みるく」は、本店のある木古内町の海水から作られた「みそぎの塩」を使用しており、ミルクの甘さと「みそぎの塩」の塩味が絶妙にマッチした商品。「コッぺんどっと網島店」でNo.1なのだとか。

また、同じく「みそぎの塩」を使用した「ぱくぱく塩パン」は、カリッ!!ジュワー!!とした食感でこちらも大人気。トースターで少し温めるとバターがさらにジュワー!!としていい感じに。ミニサイズなので、おやつにもGOOD。

「やさしいパンを、手のひらに」をコンセプトに、保存料・着色料などを一切使用しない、体に優しい無添加のパンを提供している『ブーランジェリーポーム』。パン生地には、全て北海道産の小麦を使用。こちらで人気のクロワッサンは、北海道産小麦の石臼全粒粉と発酵バターを使いパリパリサクサクの食感。バターの香り高く濃厚な味でいくらでも食べられそう。森彦コーヒーの「森の雫」から作ったフレンチトースト「森彦コーヒー」は、コーヒーの程良い苦みとチョコレートアーモンドの甘さ、クルミのカリッとした食感が合わさった一品。しっとりとしたパン生地にクルミのカリカリ食感がきいている。コーヒーの苦みもあり、大人のおやつにピッタリ。5個買うとお買い得になるスコーンは、冷凍保存も出来るので、この機会にまとめ買いを。

十勝産小麦を100%使用した『満寿屋商店』の「とろ~りチーズパン」は、モールウォッシュラレットチーズ、ゴーダ、モッツァレラ、カマンベール、パルメザンチーズクリームチーズ、6種類の十勝産チーズをふんだんに使用したパン。濃厚なチーズの味が口いっぱいに広がって、チーズ好きには絶対に食べて欲しい一品。家で食べる場合は、温め直した方がよりおいしくいただける。「十勝平野のコーンパン」は、十勝・芽室町のスイートコーンをたっぷりと使用し、自然の甘さのスイートコーンのシャキシャキとした食感と、パンのもっちりとした食感の違いが楽しめる。とにかくコーンがたくさん入っていて、北海道の恵みが感じられる。

初出店となる『ラ・ポルタ』は、体に優しく、 イタリアンフレンチ両方の料理が楽しめるレストラン。今回のパン祭には、揚げピッツア「パンツロッティ」やイタリアファストフードアランチーニ」が登場。「パンツロッテマルゲリータ」は、ピザ生地に自家製トマトソースバジル、モッツァレラを包んでいて、もちもちのピザ生地とトマトソースの酸味がGOOD。「パンツロッテカルボナーラ」は、同じくもちもちのピザ生地の中に卵やベーコン、パルミジャーノなどカルボナーラでお馴染みの食材が入っていて、濃厚な味わいが楽しめる。冷凍保存も出来るので、すぐに食べられなくても安心。

休日限定営業というちょっと変わったメロンパンの専門店『CACHETTE』は、季節のフルーツを使ったメロンパンスイーツ感覚で食べられるメロンパンを取り揃えた福岡県のお店で、今回が初出店。「ザクザクナッツメロンパン」は、大きめサイズメロンパンザクザク食感のアーモンドチョコレートでコーティングしたもの。甘いチョコレートメロンパンの甘さで幸せ気分。この際、罪悪感は忘れて食べるのがGOOD。ひとつずつ、透明な容器に入っているので、持ち歩いている間に潰れる心配もなし。

老舗青果店や、人気のカフェサンドイッチの専門店が、こぞって出しているフルーツサンド。ふわふわのクリームジューシーフルーツカラフルな断面のかわいさから流行中のフルーツサンドだが、同イベントでは日本橋茅場町の老舗フルーツショップ『イマノフルーツファクトリー』が初出店。イチゴキウイ、柿などのフルーツごろごろ入った「ミックスフルーツサンド」は、旬のフルーツと生クリームが見事にマッチした味わい。甘すぎない生クリームが、フルーツの甘さを引き出してとっても美味。いろいろな種類のフルーツがたっぷりと入っていて食べ応えも十分。ミックスのほかに、今年初物となる「とちおとめ」だけを使ったものや、柿だけを使ったフルーツサンドの3種類が並んでいる。

懐かしい給食メニューのひとつ、あげパン。そんなあげパンを取り揃えた『東京あげぱん』も今回初出店。戦後、東京都大田区鵜の木が発祥のあげパンを各種取り揃える同店の中から、ドイツのあげパン・クレッペルをイメージしたパンをご紹介。「クレッペル ティラミス」は、生地にエスプレッソを練り込み、マスカルポーネチーズホイップクリームサンドココアチョコレートがトッピングされている。コーヒー生地との苦みとクリームの甘さが絶妙な東武池袋店限定商品なので、マストで手に入れたいパンのひとつ。「クレッペル アールグレイ」は、アールグレイオレンジピール、くるみを練り込んだ生地にカスタードホイップサンド。生地の周りにたっぷりと砂糖がまぶしてあるところは、“ザ・あげぱん”といった感じで、アールグレイオレンジピールの良い香りが広がる。

ブームの真っ只中ということもあり、食パン専門店や食パンも多数並んでいたが、その中から『nichinichi』と『MIYABI』の食パンをご紹介。新百合ヶ丘に店を構える『nichinichi』の「nichinichi食パン」は、北海道産小麦「春よ恋」に北海道産牛乳、カルピス発酵バターをたっぷりと使った、ふわふわしっとりの食パントーストすると、さらにバターの良い香りと耳のさくさく感が楽しめる。同店人気No.1商品で、数量限定販売のためか、こちらも行列が出来ていたので、早めに並ぶのが吉。

京都祇園生まれ『MIYABI』の食パンは、伝統の製法で丁寧に焼き上げた宮家献上品でもある人気の一品。デニッシュ食パンの先駆けとも言える『MIYABI』の食パンはご存知の方も多いことだろう。今回セレクトした「オレンジ」は、デニッシュ生地にオレンジ爽やかな甘さが特徴。柑橘の風味を逃さないために、圧力釜でじっくりと時間をかけて漬け込んだオレンジペーストとダイスカットオレンジピールが使用されている。こちらのパンは、Mサイズで1.5斤と大きめなので、何人かでシェアするのがオススメ。

会場内は、通常のパン販売コーナーのほかに、数量限定販売コーナーやご当地パンを販売するコーナー、パンをよりおいしく食べられるようなパンのお供なども販売されているので、そちらもぜひチェックしてほしい。

IKEBUKUROパン祭』は、開店前から長蛇の列ができるほどの盛況ぶり。人気店には早くも行列ができたり、販売時間や個数が決められていたりするので、事前にチェックしてから攻略するのがGOOD。気になるパンが一度に買えるこの機会に、パン好きのも人もそうでない人も一度、足を運んでみて!改めてパンの魅力を感じることができるはず。

【潜入レポ】マニアにたまらない“パン祭”が池袋で開催中!“スイカのような食パン”など変わり種もズラリ!!