16日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ・関西テレビ系)にて、恒例の「本音でハシゴ酒」企画が行われた。ダウンタウンと坂上忍、飲み友達の鈴木紗理奈がゲストと酒席でトークを繰り広げる。
2軒目ゲストには、マラソン選手の大迫傑が登場した。
■「1億円は安い」「マラソンは体に毒」
今年10月に開催された第41回シカゴマラソンで、2時間5分50秒という驚異の日本新記録を叩き出し、報奨金1億円を手にして話題となった大迫。
坂上から「1億円は『やったー!』っていう感じでした?」と尋ねられた大迫は、鋭い眼光をたたえて「モチベーションにはなってたんで、うれしかったんですけど……」と歯切れが悪い。
「ただ、ほかのスポーツとかの世界を見ていると、こんだけ半年間頑張って(1億円だけ)っていうのは思ったりしますね」と率直に語る。たとえばプロ野球なら、シーズン中は毎日のように試合がありアピールの場があるが、マラソンでは半年に1度しか走れないのだ。
年にわずか2回の「本番」で結果を出さなければ認められない厳しい世界。「マラソンって体に毒なんで、1回走るだけでダメージがすごい。しばらくご飯も食べられなくなるんです」と明かし、「なんで(こんな競技を)やってるんですかね……」と力なくつぶやいた。
■毒舌が止まらない大迫
その後もぶっちゃけ発言を連発する大迫。「ゴール直後に倒れ込むのはあり得ない」と断言し、「周囲への頑張ってますアピールに過ぎない」と語気を強める。「1度だけ僕もやってみたんですけど、足をすりむいて痛いだけだった」と吐き捨てた。
さらに「脱水症状になる選手は単なる準備不足」「マラソンは退屈」など、ミもフタもない言葉を投下し続け、トップアスリートならではの一味違う意識の高さを見せつけたのだった。
■ネットでは共感の声
インターネット上では、自らの体験を重ね合わせるなどして、大迫選手の発言への共感が目立つ。
マラソンは退屈なだと、大迫選手は言うけどさ、コースが変われば景色も変わるわけで、水泳選手に比べたら可愛いもんだと思うのよ。
— フレッドPKJ (@frederick_516) November 16, 2018
大迫選手のマラソンは退屈発言で昔話を思い出す。中学の頃、陸上部より断然早いバスケ部の同級生が同じ所ぐるぐる回って退屈だからさっさと走るとか言ってたなぁ。ただバスケは余り上手でなく、しょっちゅう陸部の監督に勧誘されてたけど頑なに断ってたなぁ
— どうちゅう (@douchu_0415) November 16, 2018
「マラソンは体に毒」「ゴール直後に倒れるのは有り得ない」「脱水症状は準備不足」「マラソンは退屈」…大迫傑選手、なかなか言うこと容赦ないなぁ(笑)
それでこそプロなんだろうけど。 #fujitv— YAIBA (@seigiyaiba) November 16, 2018
■長距離が嫌いな松本
そんな世界的マラソンランナーの大迫を前に、「長距離走が苦手」だと語る松本人志。学生時代に1,500メートル走などを走らされるのが本当に嫌だったと、当時のエピソードを語り始めた。
「最初の1周だけ全力疾走して、2位のやつが来るまでコースに寝転んで休んでおいて、そいつが来たらまた全力で走れば1位になれるんじゃないか」という、童話『ウサギとカメ』のような作戦を思いつき、実行したのだという。
しかし、実際にコース上へ倒れ込んで休んでいたところ、「二度と起きられなくて」作戦は失敗に終わったとのこと。これを聞いた一同は爆笑。大迫は反応に困り、ただただ苦笑いを浮かべていた。
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