日本と中国の間には消すことのできない歴史が存在している。その影響ゆえに、日本や日本人に対して否定的な感情を持つ中国人が少なからず存在しているのも事実だ。しかし、近年では日本に対して寛容な見方も広がっていて、日本や日本人のことが好きだという中国人もいる。では、日本人は中国人のことをどのように思っているのだろうか。

 中国メディアの今日頭条は11日、日本人のなかにも中国人を嫌う人がいると主張しつつ、「日本人が中国人を嫌うのは理由がある」と主張する記事を掲載した。

 記事はまず、日本人の多くは日本文化の基礎となっている中国文化を高く評価しているが、それと中国人に対する評価は別問題であり、日本人の多くは中国人のことは好きではないと主張。そして、それには理由もあると指摘し、たとえば「中国人が日本人以上に豊かになったこと」、「日本人からすれば中国人の民度が低く見えるため」、「過去に起こった戦争の影響」などを挙げた。

 さらに、「日本を訪れる中国人観光客の非文明的な振る舞い」や「日本在住の中国人の増加によって社会の安全が脅かされている」ことを理由として挙げたほか、最大の理由は「中国人が日本人を嫌っているから」と主張。過去に中国で発生した大規模な反日デモの様子は日本でも大きく報じられたが、日本に対して否定的な感情を持つ中国人が少なからず存在するなかで「日本人が一方的に中国人を好きになるはずがない」との見方を示した。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「世界中で中国人を好きな国民は少ないだろう」、「痰を道路に吐く、エレベーター内で喫煙する、列に並ばないといった中国人の非文明的な行為には中国人自身も嫌気が差している」といった声が寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

一体なぜなんだ!? 日本人のなかに中国人を嫌う人がいるらしい=中国メディア